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大勢が近い距離でさらに換気の悪い場所で集団感染(クラスター)が発生することが分かっている新型コロナウイルスに関して、Docomoのコールセンター内で感染者が発生したとして現在5人の確定者がでていると発表しています。

NTT Docomoの報道資料によると、今月11日新型コロナウイルスに感染した協力会社社員が1人が確認されたものの、その後更に4人の感染者が出たと発表しています。

報道発表資料 : (お知らせ)当社コールセンターにおける新型コロナウィルス感染者の発生について<3月14日追記> | お知らせ | NTTドコモ

資料によると、最初に確認された人物は先月28日に発熱により欠勤。つまりこの時点で発症していたのですが、翌日29日に熱が下がったなどとし出社しました。さらにその翌日3月1日には再発熱し欠勤。その後いつの時点で病院に行ったのかなどは一切明らかにされていないのですが、今月11日に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となったとしています。

NTT Docomoによると当該職場は消毒等の対応を行い濃厚接触者の確認やその他の従業員に対しても全員を自宅待機とし健康状態の確認が続けられているとしてます。そして今月14日時点で新たに4人の協力社員が陽性となったとしています。

NTT Docomoは具体的にどこのコールセンターで感染者が出たのかなどは一切発表しないという対応をしているのですが、調べたところ株式会社ベルシステム 24 ホールディングスの東京都内にあるコールセンターということが分かりました。
現時点で株式会社ベルシステム24ホールディングスは『当社拠点における新型コロナウイルス感染者の発生について』という内容を公開しており、記載された内容がNTT Docomoのものと一致するためほぼ間違いないと考えられます。



コールセンターといえば思い出すのは韓国のソウルで発生したコールセンターでの集団感染です。こちらの例では、200人あまりのコールセンター職員がいる中で80人近くが感染するという規模になっており、ジムやライブハウス同様にクラスター発生のリスクがある職場であることはほぼ間違いないと考えられます。