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新型コロナウイルスの流行で海外では買い占めが発生していると報じられているのですが、ロシアでもロックダウンいわゆる社会活動を停止した都市封鎖等の懸念から、あるものが買い占められていると報じられています。

日本では新型コロナウイルスの懸念からデマが原因でトイレットペーパーが買い占められるという騒動が発生しました。食材などは一部で品薄となったものの現在は特に問題視されるほど買い占めは発生していません。一方で欧米ではオーバーシュート(爆発的な患者数増加)が発生し、外出そのものが制限されるという『ロックダウン(都市封鎖状態)』が実際に発生し各地で買い占めが発生しています。

よくわからない横文字が出ましたが、国が異なれば食文化も異なり買い占められる食材もものが異なるのも事実。今回は新型コロナウイルスの発生を受けてロシアでは何が買い占められているのか、日本では到底考えられない物について紹介していきます。

危機的状況を前に、ロシア人は何を大量買いするのか? - ロシア・ビヨンド

ロシアメディア『ビヨンド』によると、ロシアの首都モスクワでも買い占め行動が確認されているといい、なんと『そばの実』が中心に品薄になっているとのこと。ロシアでは毎回社会混乱が発生するとそばの実が真っ先に店から買い占められるといいます。

そばの実はまず長期間保存が効くため外出制限がされた場合でも有効だとしています。またロシアの環境でもよく育ち手に入りやすいという理由もある他、栄養面も豊富でグルテンも含まれてないことからよく食べられる食材とのこと。
世界を見てもそばの実を買い占める国民はロシアと旧ソ連兼の国以外は無いだろうとしています。


そばの実以外に買い占められるのは『肉の缶詰』もあるといいます。肉の缶詰は冷凍庫がなくても5年以上保存することができ、ロシアでは過去混乱が生じた時に度々停電が発生していたらしくそのような場合でも有効な食材とのこと。
ちなみにロシアではそばの実と同じように肉の缶詰が売れているといいます。

これ以外には塩と砂糖、また固形の石鹸が売れているといいます。トイレットペーパーについてはそばの実のように買い占めは発生していないとのことなのですが、買い溜めの傾向は続いているとのこと。

ロシアにおける感染者の拡大については欧州各国よりも低く抑えられているものの国境を接しており既に感染者が発生していることを考えると感染者も増えていくことが考えらます。
連日テレビでもネット上でもコロナコロナと連呼されていますが、お子さんと一緒にロシアのソバの実料理『グレチョット』を楽しんでみてはいかがでしょうか。