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新型コロナウイルスが原因による事件が各地で相次いでいますが、一方フィリピンではマスクをしていない住民が注意した警察官に対して威嚇を行ったところ、その場で射殺される事件があったと報じられています。

ソウル新聞によると、現地メディアが5日に報じた内容として今月4日フィリピン南部のミンダナオ島にあるダバオ州にある検問所で、63歳の男性が警察官の指示に従わず威嚇したところ警察官が発砲、その銃弾が命中し死亡する出来事があったとしています。

[서울신문] 필리핀 코로나19 검문소서 경찰 위협한 60대 사살…“마스크 거부”

記事によると、男性は酒によっていたことが明らかになっており、当時マスクを着用していなかったことで地域の保険担当者と口論になっていたといいます。男性は暴言を吐いていたともされているのですが、また男性は鎌を所持しており止めに入った警察官に振りかざしていたといいます。結果的に自身の生命が脅かされたという理由で発砲し死亡しました。

フィリピンの大統領は、今月1日に新型コロナウイルスに対して封鎖にあたる軍警察に対し、生命が脅かされる事態が生じた場合は対象の射殺するよう命じており、この対応は世界各国のメディアが伝えていました。


合わせてフィリピンでは外に出歩く場合マスクを身につけるよう政府は方針を明らかにしており仮に従わない場合は逮捕する予定だと大統領顧問が発言していました。

フィリピンでは人口の半分以上、5700万人が住んでいるルソン島を封鎖しており、封鎖措置は国内に広がりつつあるとのこと。新型コロナウイルスの感染者は3000人あまりで、死者数は144人となっています。