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日本でも各地に菜の花畑があり各地で花見が行われているのですが、一方韓国では菜の畑を見ようと花見客が半ば強引に訪れ、住人らから「新型コロナが拡散する」と苦情が寄せられており、耕す対応を取らざるを得ない状況になったと報じられています。

中央日報によると韓国東部、日本海に面する三陟市(サムチョク市)にある菜の花畑で今月3日午後、5.5ヘクタールの畑にトラクターが入りわずか2時間あまりですべて耕されてしまったと報じています。

상춘객 몰려들자 유채꽃 통째 갈아엎은 삼척시…"씨도 없다" - 중앙일보

記事によると、この三陟市では毎年春に菜の花祭りが開催され、毎年20~30万人の観光客が訪れているといいます。今年は19回目の開催となり3月23~4月28日の期間まで開催される予定だったといいます。しかし、昨今の新型コロナウイルスの流行を懸念し今年は祭りが全面中止となっていたといいます。

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ただ、祭りは開催されいないものの花は咲き誇っており、花畑を見ようと各地から観光客が多く訪れるようになったとのこと。一方で市は先週末から菜の花畑の入り口に祭りの開催中止の案内文とバリケードを設置し、菜の花畑と更に桜が続く旧国道は停車はできないものの車は通過できるようにしていたといいます。
しかし、先週末から複数の花見客が写真を撮るため村の入口に駐車し菜の花畑に入っている様子が見られたといいます。

このような理由から市は花見客が大挙訪れる週末前に菜の花畑を耕すことを決定。市の関係者は「住民らが『外部の人の流入でコロナが広まっていないこの地域で感染者がでてはならない』という苦情が多く入っていた」としています。また「来年植える種を収穫することができなくなった。来年の祭り用に別途予算で購入する予定だ」と話しています。