image57

新型コロナウイルスの発生源である中国武漢市。昨年末以降にこの都市で謎の肺炎が広まっていると噂されていこう世界中に伝播することになったのですが、この武漢市では最近になり新型コロナの死者と感染者を追加するという対応を多なっていたことが明らかになりました。

韓国『ヘラルド経済』によると中国官営メディア「グローバルタイムズ」が報じた内容として、新型コロナウイルス指揮部は17日、武漢市のウイルスによる累計死者数を1290人追加しこれまでよりも33%ほど増加した3869人としました。感染者は325人増やし5万333人になりました。

"中우한, 코로나 사망자 ‘2579→3869명’ 정정…통계 맞나 의구심↑ "- 헤럴드경제

なぜここに来て修正が加えられたのか。指揮部によると「入院治療をせずに自宅で死亡したり、病院の過負荷により報告遅れや等の事例が発見されたため」と解釈したとのこと。

新型コロナウイルスも含め中国が発表するデータについては以前からその信頼性については疑問視されることが多々あるのですが、米情報当局は中国が新型コロナウイルスの感染者と死者数を少なく発表していると主張し、この機密情報はホワイトハウスに伝えたと報道しています。結果として、米政府関係者は「中国の数は偽りだということが報告書の結論だ」と明らかにしています。

また香港のメディア「サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)」は、武漢市民のインタビューでは被害者の規模などの実態を明らかにするように声が現地で噴出していると報じています。


新型コロナウイルスの感染者について、現在中国を抜きアメリカが世界最多となっています。不思議なのは人口密度や衛生環境、さらに医療環境を考えた場合、中国がアメリカよりも優れているとは言えないにも関わらず感染者が少ないという印象を受けます。
その背後にどのようなカラクリがあるのかは不明なのですが、特に貧しい農村部等ではどうなっているのかははっきりしていないと考えられ、中国側が発表している数値については当然目安に過ぎないと考えられます。