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海外では新型コロナウイルスの消毒として路上なども消毒の対象としてる国があります。日本ではほとんど行われていないこの消毒に関して、ロシアではジェット戦闘機用のエンジンを流用した消毒剤散布をしていることが明らかになりました。

ロシアのライフニュースによると、今月初旬ロシアの都市チェリャビンスクで新型コロナウイルスの拡散を防ぐため旧ソ連の戦闘機に搭載されていたエンジンを流用した大型散布機を市内に投入したと報じています。

記事によると、この車両は元々空港の滑走路に付く氷を除去するためのジェット融雪車(融氷車)でとして運用されているもので、新型コロナウイルスの流行に伴い過酸化水素を散布する車両として街中での運用を始めたとのこと。





車両に搭載されているジェットエンジンはMig-15のものだとしておりクリーモフ VK-1と考えられます。Mig-15は朝鮮戦争で運用されたソ連の第1世代ジェット戦闘機になります。

製造メーカーよると「他の都市でも運用できるよう最大で400両開発できる準備が整っている」とのことで、ロシアでは指数関数的に爆発的な感染拡大が発生しているため導入が進む可能性があります。

ちなみに記事通りであれば過酸化水素(過酸化水素水、オキシドール)を撒いているとしており、濃度によっては皮膚に付くと痛みや炎症を生じるため消毒として用いるには注意が必要です。