新型コロナウイルス_1

新型コロナウイルスに関して高血圧や糖尿病などの基礎疾患、それ以外にも高齢者は死亡しやすいことが明らかになっているのですが、イギリスの研究で肥満の人は健康的な人よりも37%ほど死亡しやすいことが明らかになりました。

海外メディアによると、イギリスのエジンバラ大学、リバプール大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン共同研究チームは新型コロナウイルスに感染した場合、肥満の人はそうでない人よりも生存率が低くなるという研究結果を明らかにしました。

"비만한 사람이 코로나19에 더 취약할 수 있어" - 중앙일보

記事によると、2月6日から4月18日までに、イギリス国内の166の病院で治療を受けた約1万7000人の新型コロナウイルス患者を対象に研究を進めました。結果、肥満の人は新型コロナウイルス感染症による死亡危険率は37%も増加させていたことが分かったとのこと。

研究チームによると「肥満の人は肺機能が低下しており、皮下脂肪や内臓脂肪が原因で免疫作用が過剰に行われることが原因ではないか」と分析しています。

具体的には「肥満の人は体内にウイルスが侵入した場合、免疫物質である『サイトカイン』が過度に分泌されてしまい正常な細胞まで攻撃をし始めるといいます。これは『サイトカインストーム』と呼ばれており、新型コロナウイルスが原因でこの症状が発生する可能性が高まっているとのこと。

合わせてこの研究では致死率についても調査されており、これまで言われているように若者より高齢の患者のほうが死亡しやすく、男性の致死率は女性よりも高いとしています。