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軍用機の墜落事故が相次ぐインドでまた事故が発生したと報じられています。現地メディアによると今月8日に一人乗りのMiG-29戦闘機が何らかの理由で墜落しパイロットが緊急脱出したとのことです。

The Aviationistによると、2020年5月8日午前10時30分(現地時間) インド空軍の単座戦闘機MiG-29UPGが北西部、パキスタンとの国境にほど近い地域のパンジャブ州チュハープールビレッジ付近で墜落したと報じています。
現時点で墜落原因は明らかになっていません。

Indian Air Force MiG-29 Crashes in Chuharpur Village, Punjab: Pilot Ejects Safely. – The Aviationist

記事によると、2020年5月6日の朝に、インド空軍のMi-17ヘリコプターが定期メンテナンス飛行で強制着陸した2日後に発生したと伝えており、その前にはインドの攻撃ヘリAH-64Eアパッチが緊急着陸するという事故が発生していました。何れに人名を失う事故にはなっていません。

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今回のMiG-29の事故については詳しいことはほとんど報じられておらず、畑にパラシュート降下したパイロットが負傷したのか横になる姿が撮影されており、何らかの機体トラブルが発生した可能性が高いと考えられます。

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インドが保有するMiG-29は外国では世界で初めてロシアから輸入した国で1980年に66機が初めて輸入されました。以降エンジンなど大幅なアップグレードなどが施されています。また2009年にはMiG-29の機体(後部)に構造的な問題が発生していることが明らかになり、ロシア側のサポートで問題を解決していたと記載されています。

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