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韓国で100人を超える集団感染が発生したのは国内最大というeコマース企業『Coupang(クーパン)』の物流センターです。この企業に関して、感染が確認され消毒措置を実施した後にヘルメットやPCなどから新型コロナウイルスが見つかっていたことが分かったと報じられています。

5月29日、聯合ニュースによるとクーパン物流センターで新型コロナウイルスの集団感染が発生し、社内で消毒措置が実施したものの、物品の環境検体から新型コロナウイルスが検出されていたと報じています。

"쿠팡물류센터 소독조치후에도 공용안전모·PC서 바이러스 검출" | 연합뉴스


これは市の防疫当局が発表したもので、それによると「5月27日午後3時から実施した研修会、休憩室、男女ロッカールームなど、全セクションの環境調査で合計67件の環境検体を採取、検査した結果、共用ヘルメットと2階のパッキング作業場内にあるPCでウイルスの陽性反応がでた」と説明しています。また「確定者発生後に実施した社内の消毒措置後にウイルスが検出されたものだ」と合わせて説明しています。

新型コロナウイルスに関して日本でも韓国でも同様に室内の消毒が行われているのですが、なぜこのような結果になったのでしょうか。
当局によると「大規模な事業所の場合、空間が広く物が多く消毒が難しいため一つ一つ拭かないとウイルスが残る」とし「(検出されたのは)死んだウイルスの可能性もあり、残ったウイルスで伝播する可能性が明らかに高いというものではないが、消毒作業が不足していたと考えられる」と説明しています。

クーパン物流センターでは4351人の検査対象者のうち3836人(88.2%)の検査が終わっており、うち102人が感染していたことがわかっています。内訳は従事者72人、接触者30人です。防疫当局は物流センターに出入りしていた5月12日以降、勤務従事者および訪問者の4351人に対して隔離措置とし全数検査を実施しています。