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韓国で最大の新型コロナウイルス集団感染が発生した大邱市(テグし)です。これは『新天地イエス教会』の信者により国内の全感染者のうちおよそ半数以上がこの地域で発生しました。一方、この地域における医療従事者に対しての手当がゼロだったなどと方いじられています。

韓国メディアJTBCの取材によると、大邱市の病院に所属し防疫と治療の最前線に立っていた看護師に関して、約3200人の看護師らはコロナ手当を受け取れなかったと報じています。

힘겹게 싸웠는데…대구 내 간호사엔 '코로나 수당 0원' | JTBC 뉴스

記事によると、実は医療従事者は2つに分けられているといい、一つは元から大邱市の病院で働いていた人、もう一つは集団感染発生後に派遣された医療従事者です。派遣された医療従事者について危険手当などとして1日当たり5万ウォン(約4400円)を受け取っていたものの、元から市内で働いていた医療従事者は1万5000ウォン(約1300円)を専門職手当として毎月受け取っているだけに過ぎないといいます。

なぜこのような格差が生じているのか。韓国の国会と政府は大邱市の外部派遣人材について派兵された軍人と同じ用に危険手当として補償システムを設けていたといいます。記事の解釈がうまくできず流して読む限りでは「予算が用意されていなかった」「検討中だと3ヶ月間も市と政府の福祉部が互いに責任をなすりつけあってるだけだ」などと記載されています。

大邱市は人口250万人の都市で1万1000人近い国内感染者のうち6800人あまりがこの地域だけで発生していました。



日本では医療従事者に対して国からは慰労金、市や県からは支援金が支給される地域も多くなっています。一方で、新型コロナウイルスの第一波が日本全国で抑えられているものの今後、第二波、三波がくる可能性もあり、そのたびに支援金が今後も継続して支給されるのかも不明です。一部地域では寄付金などの受付も始まっています。