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韓国の複数メディアによると、北朝鮮に比較的近く中国からも近い地域となる泰安郡という地域でまた不審なボートが見つかったと報じられています。実は今年4月にも同じようなボートが発見されており外国人が密入国した可能性が高いとされています。

韓国メディア聯合ニュースによると今月4日午前9時前に、泰安郡(テアン郡)にある海岸の防波堤付近に正体不明のゴムボートがあると住民から通報があり、拾得したボートを海洋警察が専用埠頭まで移動し調査が実施されたと報じています。

태안 정체불명 고무보트, 4월 의항 해변 발견 보트와 같아 | 연합뉴스

記事によると住民からの通報として5~6日前からこのボートが防波堤にあったと話していたといいます。その後の調査結果として、2020年4月20日にも今回の現場近くで同じく不審なゴムボートが発見されており、同じ埠頭で保管されていたといいます。
またこの2つのボートは色が違うだけで同じメーカーのものとしており、動力として40馬力のエンジンが搭載されていたといいます。合わせ一部に同じ加工が施されていたといい、ゴムボートの底には接岸時に破れることを防止するためか金属が貼られていといいます。

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一方で、海洋警察にようると現場付近の監視カメラ映像からゴムボートの関係者と思われる男2人が陸上でゴムボートに油を入れ再び陸側に去っていく様子が確認できているといい、密入国の可能性は無いと判断しているとのこと。
ただ2つのゴムボートについては密入国に使用したものか、それ意外の理由なのかははっきりしていないといい、調査が進められているしています。いずれにしても密入国となれば先月に続く失態となるため下手に可能性があるとも言えない状況になっています。


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韓国では2020年5月20日、黄海を挟んで西にある中国山東省から6人の中国人が韓国の泰安郡まで小型ボートを使い密入国していたことが明らかになり、その密入国者1人が逮捕されたと報じられていたことがあります。

仮に密入国として前回利用された小型ボートとは異なり、安定性の低いゴムボートで同じ距離を移動することができるのかは疑問です。その場合は例えば漁船などを利用し密入国が手助けされた可能性あります。いずれにしても不審なボートが2隻、さらに時を同じく同じ加工が施されていたことをことは偶然とは考えらない状況であり違法行為が行われていた可能性が高いと考えられます。