新型コロナウイルス_1

2019年12月時点で新型コロナウイルスが流行していたといわれているものの、現在1日あたりの感染者数が最大となるなど衰えることを知りません。一方、このウイルスに関して今年1月以降、最低でも6回以上変異していることがわかったと報じられています。

韓国メディアマネートゥデーによると、今月20日付けの香港サウスチャイナ・モーニングポストは、中国広州呼吸器疾患研究所と上海公衆衛生クリニックセンターの共同研究結果を引用し今年1月から最低6回以上変化したという研究結果がでたとしています。これは月に一度という頻度であり、欧米で流行しているのは変異を繰り返した亜種だとしています。

"코로나19 변이 빨라"…백신 나와도 종식 멀었다 - 머니투데이 뉴스

研究者によると「ウイルスの拡散が予想よりも長くなると考えられる」という結論を出しています。コロナウイルスはこれまで確認されている数種のコロナウイルスと同様に、他のウイルスよりも変異しやすいと当初から指摘されていました。

問題はこの変異の早さです。研究者によると「現在の新型コロナウイルスに効果的なワクチンが開発されるものの、(変異したコロナウイルスにより)短期間でワクチンを無力化される可能性がある」と憂慮しており、ワクチンの開発は風邪のウイルス研究のように定期的に継続することになるのではないかと予想しています。


ウイルス変異は米国と英国で主に繰り返されているとこを示しており、研究結果が正しければ現在のパンデミックが加速している現象の説明がつくとしています。今後新型コロナウイルスは一般的な風邪の症状を示す他のコロナウイルス、高熱を出すインフルエンザウイルスのように、毎年発生することを示している結果だと指定しています。

同様の研究は他でも発表されており、米国スクリップス研究所も6月12日に新型コロナウイルスが変異を経て感染力が4〜5倍に増加しているとしており、米国ハーバード大学の研究者はウイルスが毎年再発するという研究結果も発表しています。

コロナウイルスには人間に感染し広がるものとしては新型コロナウイルス以外にもサーズ、マーズ、風邪の病原体として4つが知られています。したがって、私の身の回りには実は新型コロナウイルス以外にも致死率が低いコロナウイルスが普通に存在しています。新型コロナウイルスとの戦いは実は始まったばかりであり、いったいいつまで続くのかその見通しは残念ながら経っていないというのが現状と考えられます。