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人間が陥りやすい依存症の一つとしてアルコール依存症があります。アルコール依存症の一つとして感情コントロールの喪失があるのですが、今から3年前に捕まったアルコール依存症の猿に関して凶暴性が治らないとして死ぬまで収監することが決定されたと報じられています。

今から3年前にインドのウッタル・プラデーシュ州ミルザプールという都市で捕獲された猿に関して、飼育しているカンプール動物園は凶暴性が全く収まっていないとして死ぬまで檻の中で暮らす決定を下したと掲載しています。

India: Drunk monkey to spend life behind bars | India – Gulf News

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記事によると、問題の猿は元々人間により飼われていたものでした。しかし、この飼い主が猿に強いアルコールの入った酒を与え続け、餌も肉だけを与えていたといいます。しかし、飼い主が死亡したことで猿が逃走。その後、悲劇が発生します。


なんとこの猿が逃げた地域では女性や子供をターゲットに襲い続け、被害者は分かっているだけで250人。うち1人が死亡しています。襲われた人の中には顔などを引っかかれたことで整形手術が必要なほどの状態になった例もあるとのことです。

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その後、殺人猿は捕獲され飼育環境下で更生が始まりました。しかし捕獲されてから3年が経った2020年6月、飼育員に襲いかかるような行動を見せるなど、他の猿と一緒に暮らすことは不可能と判断され生涯檻の中に閉じ込める決定が下されたとしています。

ちなみに他の猿と一緒に暮らせるよう様々な対策を行ったものの、他の猿に襲いかかる行動を見せた他、特にメスに対してはより攻撃性を増した行動をとっていたとしています。

この猿は生後6年と推定されています。