世界各地で報告される異常気象。インドでは先日のモンスーン期間中に発生した雷により数日間で100人以上が死亡したと報じられています。
簡単にまとめると
- インド北東部の2つの州で100人以上が落雷で死亡
- インドでは毎年2000人以上が落雷で死亡
- 原因は不況により天候が悪くでも屋外で活動しなければならないことか
ソウル新聞によるとBBCが25日に伝えた内容として、ネパールと国境を接する北部『ウッタル・プラデーシュ州』および『ビハール州』で雷により少なくとも100人以上の命を失ったと伝えています。記事によると、ウッタル・プラデーシュ州では少なくとも20人以上が死亡、ビハール州では83人が死亡し20人が病院で治療を受けているとしています。
[서울신문] 번개가 얼마나 치길래 인도 두 주에서 며칠 새 100명 이상 사망
インドではモンスーン気候によりこの時期は各地で豪雨が降り注ぎ、雷についても毎年発生しているといいます。一方で今後の天気予想について気象学者は「より天候は悪化するだろう」と警告しており、当局は住民に対して極力自宅に留まるよう注意を促しています。モディ首相は犠牲者遺族に心から弔意を表する一方、救援活動を急ぐと約束しています。
災害管理長官によると、ここ数年の雷による人的被害についてはその半数以上が今回被害が相次いだ北東部地域に集中しているといい、2018年だけで2300人が命を落としているとのこと。2005年以降は毎年2000人を超える人が死亡しているとのことです。その原因については不況により天候が悪くても野原に出なければならないことに理由があるのではないかとしています。
インドの雷については2018年にアーンドラ・プラデーシュというベンガル湾に面する南東部地域で13時間の間に36,749回も雷が落ちた記録が残っているとのことです。
日本では毎年20人程度、中国では毎年4000人あまりが死亡していると言われており、雷の被害にあった場合およそ3割の確率で死亡しているとのことです。