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アメリカが世界の流れと方針を作っていると行っても過言ではない超大国ですが、一方でその政策を誘導する目的で行われているのはロビー活動です。これに関してアメリカの非営利団体の研究によるとアメリカに対するロビー活動で投じた金額は韓国が1位となったと報じられています。

韓国メディア朝鮮日報によると、米国の非営利団体の政治資金追跡市民団体である「オープンシークレッツ(Center for Responsive Politics)」が2016年から外国政府よおび企業が米国を相手にロビー活動を行ったと米国司法省に申告した金額を調査した結果、多い順で韓国(1億6551万8893ドル)、日本(1億5698万ドル)、イスラエル(1億1839万ドル)となり、韓国はサウジアラビア、中国を抜いて1位となったと報じてます。

[단독]文정부 미국 로비자금 세계 1등, 한미관계 더 꼬였다 - 조선닷컴 - 정치 > 정치 일반

対米ロビー活動資金

数値は2016年以降の合計です。内訳について民間と政府による合算の額になっているのですが、うち政府部門のみの数値として日本政府が1位の1億2663万ドル、韓国政府が9742万ドルとのこと。ただ、韓国における民間に分類されている韓国観光公社、対外経済政策研究院(KIEP)、韓国開発研究院(KDI)という組織は韓国政府の予算支援を受けている機関であるため、実際のロビー活動額は日本に匹敵していると指摘しています。


米国は1938年に可決された法律「外国代理人登録法(FARA)」に基づき、各国政府と民間団体・企業がロビー活動の金額と内訳を法務部に提出・報告するよう義務付けておいており、その額を集計したのが今回のデータです。

対米ロビー活動資金_年別

また朝鮮日報によると、韓国におけるロビー活動資金が目を引く年があったいいます。具体的には2017年度で、2016年に比べ8倍以上に突然増えていたことが明らかになりなりました。2017年はムン・ジェイン候補(当時)が大統領選挙で勝って就任した年です。2017年のロビー活動資金は韓国政府の5198万ドルと民間の1154万ドルの6350万ドル(約68億円)とオープンシークレッツは明らかにしています。

ちなみにオープンシークレッツの集計には外国政府や企業などが法律に則り申告せず、秘密裏のロビー資金は当然含まれていないということになります。