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新型コロナウイルスの流行でマスクの購入に関して国が介入している韓国。なぜ未だに国が介入し購入制限をもうけているのか理解し難いのですが、これに関して今月12日以降、コンビニなどでもようやく購入が可能になると報じられています。

聯合ニュースによると、韓国の食品医薬品安全処は医薬部外品の保健用マスクを薬局など政府指定の販売所で購入制限付きで販売していた「公的マスク」に関してこの販売制度を今月11日付で廃止すると報じています。

오늘부터 나흘간 공적 마스크 수량 제한 없이 구매 가능 | 연합뉴스

公的マスクについては韓国で新型コロナウイルスの流行により品不足になったことを理由に2月末に韓国政府がマスクの販売に介入。国民が着用する「公的マスク」は身分証などを提示した上で1週間あたり一人数枚購入できるように『配給制』にしていました。

韓国で配布されているマスクは日本で購入可能な薄めのマスクとは異なりKF94・KF80という品質基準の高性能なマスクになっているのですが現在供給量が安定。既に8日時点で身分証などは提示する必要はなく、数量も制限無しに郵便局等の国が定めた販売所で購入可能になっており、12日以降は従来のようにスーパーやコンビニなどでも購入することが可能になるとのことです。


一方、今後夏を迎え高性能のマスクでは逆に人体に悪影響があると韓国では問題が指摘されており、日本のような薄い飛沫飛散防止用のマスクの販売も進んでおり、こちらも国が販売することを検討していたもののこちらも合わせて一般販売されることになったとしています。

ちなみにこれまで販売されていた公的マスクは一枚あたり1500ウォン、日本円で135円となっており市場供給体制となることから今後価格は下がると考えられます。一方で医療従事者が使うマスクに関しては今後も国が介入し販売してくとしています。