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先日、ソウル市長が山中で死亡しているのが見つかったことに関して、『ソウル特別市葬』として5日間実施することが決定しました。一方で、性犯罪で告訴されたことが原因で自殺したことに関して、市が葬式を行うことに国内から反対の意思が多数寄せられていると報じられています。

韓国のニュースサイト『国民日報』によると山中で死亡しているのが見つかったソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長の葬儀について『ソウル特別市葬』として執り行われることが決定され、既に行われていることに関して、国内からは反対する意見が既に35万件を超えていると報じています。

박원순 ‘서울특별시장(葬)’ 반대 청원 하루 만에 35만 돌파-국민일보

これは韓国の一般国民が大統領府に対し請願を出すことができる国営の『国民請願および提案』に出されたものです。この請願は国民から1ヶ月で20万件の同意が寄せられた場合は政府が何らかのコメントをださなければなりません。
記事によると、請願が公開されてからわずか1日で回答基準の20万件を超え11日午前10時時点で既に35万人以上が同意(請願内容に賛成)したとしています。

記事によるとこの請願には「市長が死亡したことでセクハラ疑惑は捜査できないまま終わったが、かといってそれを堂々とした死として扱うのか?」「セクハラ疑惑で自殺した有力政治家を派手な葬式を国民が見守る必要があるのか」という趣旨の内容でした。


『ソウル特別市葬』とは記事によると、ソウル市が設定した葬儀委員会が主管する葬儀で、行う行わないの基準としては当該人物が在職中に死亡した場合や退職後に特別な功労が会った場合の公務員に対して行われるというものになっているとのこと。葬式の予算はソウル市が予算を当てたものになっています。

しかし、自殺した朴元淳市長については複数の女性秘書らに対して長期間性犯罪を行っていたことが明らかになっています。時系列としては2020年7月8日にソウル市職員で市長の秘書がセクハラを受けたとして告訴。9日になり急に仕事をキャンセルし同日夕方に娘に対して自殺をほのめかす電話。10日0時に遺体発見となっています。ちなみに受けたセクハラについては一部は自らが性的な写真を送りつけ、逆に性的な写真を送るよう指示したものもあったとされています。

つまり自身の性犯罪を認めての自殺ということになるのですが、性犯罪者に対して市が大体的葬儀を行うことについて疑問の声が上がっているとしています。ちなみに韓国内では告訴した人物を探し出そうという理解し難い行為が確認されており既に問題となっています。