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韓国北西部に位置する都市で今月、水道水から大量の生きた幼虫が出てくるという問題が発生したものの、現在この都市以外の地域でも同様の被害が報告されていると報じられています。今回は日本海に面した都市『釜山市』です。(画像は参考資料)

韓国メディアニュース1によると、全国の水道水からユスリカの幼虫が出てくるという問題が続いているなか、釜山市でも幼虫が発見されたという報告があり当局が調査に乗り出したと報じています。

"이번엔 부산에"…수돗물 유충 발견·신고 11건 접수

記事によると、釜山市上水道事業本部などの発表として20日、釜山地域にあるマンションや住宅の洗面台や浴槽にためた水から幼虫が見つかったという申し出が11件寄せられているとのこと。釜山市内には4つの浄水場があり、1日約189万トンの生活用水を供給しています。今回問題が報告されたのはうち2つの浄水場から供給された水道水だったとしています。


合わせて当局が申し出があった家庭を調査した結果、何らかの幼虫が実際に発見されました。幼虫が発見されてないところもあったといい、発見できなかった場所では水道水ではなく貯水槽などで別に幼虫が発生したのではないかと推定しています。
季節により温度と湿度が高くなることで蚊が生息できる環境がつくられ特にアパートの貯水槽や家庭の水タンク、もしくは下水から逆流する形で幼虫が流入したことが考えられるとのこと。

一部メディアによると、当局は4つの浄水場に対して緊急点検を行った結果、浄水場では活性炭ろ過池など浄水工程や配水池で幼虫が発生したり流入したりした事実を発見できなかったとしています。

仁川(インチョン)市の例を見ても確認されなかったものの後に発見された例もあり、発見事例は幼虫という共通点があることからもほぼ間違いなく水道の供給網のどこかで混入したことは間違いないと考えられます。