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中国武漢。新型コロナウイルスが流行したことで今年、世界的に最も有名な都市となりましたが、このウイルスの中間宿主と考えられているコウモリに関して、先日武漢市のレストランで販売された豚肉スープからコウモリの死体が出てくるという騒動があったと報じられています。

韓国メディアによると、中国で報じられた内容として今月10日武漢市に暮らす陳さんは自宅近くのレストラン(食堂)で販売されていたテイクアウト用の豚肉スープを購入し自宅で食べたところ、スープの中からコウモリの死体が見つかったと報じています。

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記事によると、家族の話として父親が最初にそれを食べその時点では特に異常な点は発見できなかったとのこと。しかし、3日後に再びスープを飲もうと温めていたところ中にコウモリの子供と考えられる死体が入っていたことがわかったと話しています。

母親は当時「香辛料か何かだろう」と思ったと話しており、箸でつまみ上げたところ翼が見え、毛も確認できたとして生き物が混入していたことに初めて気がづいたとのこと。


この騒動について、レストラン側は「豚肉スープは昼間に作っている。コウモリは主に夜に活動する動物だ。スープは完成すれば直ちに密封して冷蔵庫に入れるので、製造過程でコウモリが入る可能性はない」と説明してるとのこと。そのうえで、購入者側が食べる過程でコウモリが入った可能性を主張しているとしています。

一方、陳さん家族は「買ってきた豚肉スープは少しずつ分けて食べたが、その都度冷蔵庫に入れた」とし「コウモリが冷蔵庫ドアを開けて入ったというのか? 話にならない」と反論。 武漢市の保健当局は現時点でどのようにしてコウモリが混入したのかは確認することができないとしています。

今回の騒動についてレストラン側は購入者に対して新型コロナウイルスの検査費用の負担や商品代金の返金、またレストランで作ったものではなく他社製のスープを提供するなど一連の対応は行っているとのことです。