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先日まで記録的な大雨となった韓国。一方北朝鮮と国境を接する韓国北部の町では洪水により流出した地雷が見つかっていると報じられています。

韓国メディアYTNによると、北朝鮮と国境を接する江原道チョルウォン郡では先日、750mmを超える記録的な豪雨となり被害が相次いだものの、ここにきて新たに軍用地雷が町に流出しているという別の被害もでていると報じています。

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チョルウォン郡では川が氾濫するなどして2日間ほど町が水につかったといいます。一方で復旧を支援しようと町の外では支援者が多く集まっているものの、現時点ではボランティアは一部の人に限られ村への外部からの出入りは厳格に統制されているとのことです。

なぜ、支援の手を拒否するようなことをしているのか。実はこの地域、韓国軍及びアメリカ軍が過去に敷設した地雷が洪水により流出し町に埋まっていることが確認されたためです。現在軍当局は地雷の除去作業を行っているといい、一連の作業が行われた後に復旧作業が可能となると説明しています。


記事によると発見された地雷は軍当局が調査した結果、北朝鮮製ではないことが分かっておりほぼ間違いなく軍事境界線よりも韓国側に敷設された軍用地雷が洪水により流出したとみています。



江原道の知事は先日待避所を訪れ住民らから話を聞いたといい、知事によると「洪水よる財産の被害も大きく地雷による心理的な恐怖心も大きい。今後、協議を行い被害にあわれた方を移住させるなど根本的な対策ができないか模索する」と話してます。

チョルウォン郡では1996年、1999年、そして今回と合計3回の洪水被害が出ており、被害総額は毎回100億ウォンを超えているとしており、『移住』の話が出されているものと考えられます。