
北朝鮮が韓国に向けて設置している長距離砲。これは『野砲』と呼ばれる固定式だったり車輌に繋いで移動が可能なタイプになるのですが、米シンクタンクによると、仮に北朝鮮が韓国、特にソウルなどに砲撃を行った場合、最大で1時間に20万人が死傷すると予想していると報じられています。
韓国メディアニュース1によると、米国のシンクタンク『ランド研究所』が北朝鮮が韓国の主要人口密集地域に砲撃可能な兵器をフル稼働させた場合として韓国側の死者数は1分間の砲撃で4500人、ソウルなどに1時間砲撃が続けられた場合は最大で20万人が死傷すると算出しました。
美싱크탱크 “北, 핵 아닌 포격만으로도 수도권서 20만명 사상” - 파이낸셜뉴스
記事によると、現在韓国国内にあるアメリカのミサイル防衛などでは砲撃に対しては無力であり、大きな効果はないとした上で、現在北朝鮮は韓国のソウルなどを直接砲撃可能な野砲を約6,000基保有しているとみられ、これが実際に運用された場合どのような被害がでるのか予想しました。(野砲以外にも無誘導の多連装ロケット砲による攻撃も含まれていると考えられる)
具体的には被害想定は北朝鮮のミサイルが韓国側に発射された場合の民間人の位置、つまり屋外・屋内・地下などに分類したものが使用されたといい、北朝鮮が近年能力を高めている核兵器や化学兵器を使用しなくても、従来の砲弾だけで1時間以内に数千人が死亡するだろうと予想しています。
想定された北朝鮮からの砲撃シナリオとしては
▼延坪島砲撃事件
北朝鮮は2010年11月に韓国の延坪島に対して砲撃するという延坪島砲撃事件が発生しており、民間人を含め4人が死亡、19人が負傷するという被害がでています。
▼北朝鮮製170mm自走砲 M1978 M1989 コクサン
仮に北朝鮮が軍事攻撃を選択した場合は攻撃される前に最大規模の攻撃を集中的に行うことが当然予想されるため、ソウルでは特に甚大な被害がでることが考えられます。また韓国内に潜伏している北朝鮮工作員による攻撃も予想されるため、電気や通信などライフラインなども同時に破壊されるためそれに伴う被害も発生するものと考えられます。
美싱크탱크 “北, 핵 아닌 포격만으로도 수도권서 20만명 사상” - 파이낸셜뉴스
記事によると、現在韓国国内にあるアメリカのミサイル防衛などでは砲撃に対しては無力であり、大きな効果はないとした上で、現在北朝鮮は韓国のソウルなどを直接砲撃可能な野砲を約6,000基保有しているとみられ、これが実際に運用された場合どのような被害がでるのか予想しました。(野砲以外にも無誘導の多連装ロケット砲による攻撃も含まれていると考えられる)
具体的には被害想定は北朝鮮のミサイルが韓国側に発射された場合の民間人の位置、つまり屋外・屋内・地下などに分類したものが使用されたといい、北朝鮮が近年能力を高めている核兵器や化学兵器を使用しなくても、従来の砲弾だけで1時間以内に数千人が死亡するだろうと予想しています。
想定された北朝鮮からの砲撃シナリオとしては
韓国坡州のLG P10の工場に5分砲撃など5つのシナリオを想定しました。その結果、韓国側の死傷者は4500人から最大で20万人以上と予想されたとのこと。報告書では短時間の砲撃でも被害がでることを予想しているものであり、韓国及びアメリカは従来の野砲に対する攻撃を回避できるよう努力する必要があると促しているとのことです。
非武装地帯(DMZ)に沿って1分間砲撃
DMZに沿って1時間の集中砲撃
ソウル市内に1分間砲撃
ソウル市内に1時間集中砲撃
▼延坪島砲撃事件
北朝鮮は2010年11月に韓国の延坪島に対して砲撃するという延坪島砲撃事件が発生しており、民間人を含め4人が死亡、19人が負傷するという被害がでています。
▼北朝鮮製170mm自走砲 M1978 M1989 コクサン
仮に北朝鮮が軍事攻撃を選択した場合は攻撃される前に最大規模の攻撃を集中的に行うことが当然予想されるため、ソウルでは特に甚大な被害がでることが考えられます。また韓国内に潜伏している北朝鮮工作員による攻撃も予想されるため、電気や通信などライフラインなども同時に破壊されるためそれに伴う被害も発生するものと考えられます。
