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人が口にする飲料水。その水源として川の水があるのですが、韓国メディアによるとてんかんの治療薬と知られている成分が水源を汚染しており、塩素と結合した成分が水道水として供給されていたことが世界初研究で明らかになったと報じています。

KBSによると、光州科学技術院地球・環境工学部の教授率いる研究チームは釜山広域市上水道事業本部水質研究所と共同研究で洛東江流域の下水処理場から排出される水の成分分析した結果、抗てんかん薬である『ガバペンチン(ガバペン)』が検出されたと明らかにしました。
ガバペンチンは川の上流と下流、貯水池、浄水場などを問わず広く発見されており、釜山市民に供給されている水にも混入されていた実態が明らかになりました。

낙동강에 ‘뇌전증 치료제’ 가바펜틴이 왜?…인체 유해성 연구 필요 > 취재K > IT·과학 > 뉴스 | KBSNEWS

なぜ水源にてんかんの治療薬の主成分が混入しているのか。記事によると、ガバペンチン検出濃度が最も高かったのは下水処理場排水でした。平均ガバペンチン濃度は1リットル当たり1,285ng(ナノグラム)で洛東江の1リットル当たり304ngより4倍ほど高かったといいます。非常に単純な理由で「捨てられたてんかん薬や薬を服用した人の排泄物が生活下水に混じってガバペンチンの濃度を高めたものと見られる」と説明しています。

問題となるのはこの汚染された水が再び水道水として供給されることはないのかについてです。研究チームは追跡も今回行っており、ガバペンチンは浄水場の塩素処理過程で毒性のある副産物に変化する事実を確認しました。具体的にはガバペンチンは塩素と結合すると『ガバペンチン-ニトリル』に変化し人体に毒性を示す可能性もあるとみています。


ただ、ガバペンチン-ニトリルについては浄水処理過程でほぼ無害なレベルまで低下していると説明しており、実際に釜山に供給されている浄水後の水質検査の結果、ガバペンチン-ニトリルは1リットル当たり30〜46ngの検出量になっていたとのこと。

今回の研究結果として、川の中に溶け込んだてんかん治療薬の主成分であるガバペンチンと浄水処理過程で発生する『ガバペンチン-ニトリル』の成分が危険なレベルではないにしても、正確に私たちの体にどのような影響を与えるかについては研究を進める必要があると説明しています。
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