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世界で初めて実用型ステルス機として運用されていたF-117。現在は退役しているのですが(一部を除く)、先日航空宇宙博物館に展示される機体が輸送された写真が公開されました。なんとこの機体、本体を覆っていた黒色のステルスコーティングが剥がされたかなり貴重なものとなっています。

ネバダ州のトノパーテストレンジ空港からトラックに載せられた運ばれてきたのは最高機密として長らくその存在が明かされなかったという過去がある米空軍のステルス機F-117A ナイトホークです。先日ユタ州ヒル空軍基地にあるヒル航空宇宙博物館に展示される目的で運ばれてきました。

Check Out These Cool Shots Of A Disassembled F-117 Nighthawk Arriving At Hill Aerospace Museum – The Aviationist

記事によると同機は82-0799という機体で、現在は翼などは取り外された状態になっているものの今後再び組み立てられF-117の特徴の一つでもある黒塗り塗装をされ展示されるとのこと。しかし展示機となるF-117の取り扱いについては難しいといい、特に機体構造などは一般の人が手に届くようなことろに保管することができないという趣旨の内容が記載されています。


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こちらが博物館前に輸送されてきた展示機となるF-117Aです。F-117には特徴的な黒塗りのステルスコーティング(RAM)が施されているものの事前に剥がされた理由については、実はこのコーティングが人体に有害であり、展示機については無害な黒色の塗料が用いられるとのこと。

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F-117は2008年に全機引退となったものの、近年どのような理由なのか明らかになっていないものの頻繁に飛行している様子が確認されており、引退後も謎の活動が続けられるいう注目を集めている機体です。



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