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最近、各地で洪水被害が発生したという韓国。一方で、この大雨により貯水池に大量の雨水が流れ込んだことで許容量を超え決壊するしたものが複数確認されていました。このような池にはその多くで水位計が設置されていませんでした。

韓国メディアSBSによると観測開始以降、もっとも長い梅雨の雨が続いている中、決壊した貯水池が複数あったことが分かり、取材班が調査したところこのような貯水池には水位計が全く設置されていなかったものが多く、首都圏だけでも数百箇所あることがわかったと報じています。

제방 무너질 때까지 몰랐다…계측장치 없는 저수지들 | SBS 뉴스



記事によると、ソウルの南東部に位置する京畿道利川市(キョンギ道イチョン市)では大雨により貯水池が決壊し6万トンの水が一気に下流に流出するという被害がでました。この貯水池には最小限の警報装置である水位計が設置されおらず、事前に決壊を察知することは難しかったとのこと。

記事によると、このような水位計が設置されていない貯水池は京畿道だけで200箇所を超えており、集中豪雨が続く中いつ同じような災害が発生してもおかしくない状況だといいます。なぜ水位計が設置されないのか。最大の理由はそのコストです。


水位計と手動の緊急放流用の水門の設置が必要となるのですが、導入費用は1億5000万ウォン(約1340万円)ほどの費用がかかるため、市がすべての貯水池に設置することは難しいとしています。京畿道は今回の被害を受けて政府に対して貯水池管理のためのサポートを要請している段階であり、今現在も危険な状態で維持されているとのこと。


同様の貯水池は日本国内にも大量にあり東日本大震災の地震により決壊した藤沼ダムという記事を読んだところ、福島県内だけで規模は異なるものの貯水池は3,730箇所あることがわかっています。藤沼ダムは高さが18.5mもあるというかなり大きい貯水池となっており、地震で決壊したことにより下流の家屋124戸に被害が発生し死者・行方不明者は8名となりました。

このような貯水池のすべてに水位計が設置されているのかは記載はないのですが、福島県以外にも日本国内には万単位の貯水池があると考えられます。毎年日本のどこかで発生する豪雨被害から、まずはお住いの地域近辺に貯水池は存在するのか、合わせて水位計や管理がどうなっていのかは各自が調べておく必要があります。
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