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北朝鮮で現在も続いている核兵器の開発。これに関して米軍の最新の報告によると、北朝鮮は既に核兵器を保有していると見ており数は最大で60発。合わせて大量の化学兵器も保有しておりその規模は世界第3位レベルに達してると報じられています。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、1米国国防省陸軍部が発表した「北朝鮮の戦術報告書」によると北朝鮮は現在20~60発の核弾頭を保有しており、毎年6発のペースで新たに生産することができる推定されると報じています。

미 "북한, 핵무기 최대 60개 보유…화학무기 세계 3번째로 많아"(종합) | 연합뉴스

この数については2018年に韓国の元統一部長官が国会対政府質問に出席した際に「情報当局の判断では、北朝鮮が少なくとも20個から多くは60個までの核兵器を持っていると判断している」と明らかにしたと発言していたことと一致しているとも紹介しています。

米軍の報告書によると、北朝鮮の核兵器については今年中に最大で100発の核弾頭を保有することができるとも発表しており、合わせてサリンやVXガスなど致命的な化学兵器も相当量を保有していることも記載しています。


化学兵器については、報告書では合計で約20種あまりの化学兵器があり2500~5000トンを保有していると推定。化学兵器の量としては世界で第3位の量に匹敵するとのこと。

生物兵器についても開発の可能性を指摘しており、北朝鮮は1960年代から生物兵器の研究を開始し炭疽菌やコレラ、黄熱病、天然痘、チフスなどを武器化したことがあると指摘。またこれら生物兵器をミサイルに搭載し韓国やアメリカ、そして日本を攻撃することは可能だとしており、たった1kgの炭疽菌がソウルに打ち込まれた場合、推定される死者数は5万人に達すると警告しています。



また仮に北朝鮮が暴発した場合として、朝鮮半島では北朝鮮は韓国の非武装地帯に火力や化学兵器を用いて大規模な攻撃を実施しソウルを孤立させるとしています。このとき、韓国および在韓米軍基地、港、情報機関などの施設を弾道ミサイルで攻撃することも考えられると指摘。北朝鮮は同時にヘリコプターや軽飛行機、地下トンネルなどを用いて韓国後方に特殊部隊を展開するだろうと予想しています。