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日本と同じく米を主食としている韓国。その勧告では一部の水田で日本由来のコシヒカリやアキバレなどが収穫されているといいます。これに関して韓国当局は今後栽培面積を減らし国産品種に置き換えを進めると報じられています。

京郷新聞によると農業振興庁は今月8日、国内に2020年基準で5万6000haあるアキバレ、コシヒカリ、ひとめぼれなど日本の稲が植えられている栽培面積を2024年までに1万ha以内まで削減していく方針を明らかにしました。

아키바레·고시히카리·히토메보레 등 일본 쌀 품종 '퇴출' 추진

記事によると、韓国国内における稲の栽培面積のうち、日本の品種が植えられているのは全体の約9%で、アキバレが最も多く5万6000haのうち5万2527haを占めています。残りはコシヒカリやひとめぼれとのこと。

記事では農村振興庁は日本の稲を私達の水田から退出させる事業を展開すると記載されているのですが、具体的にその理由はどこにあるのでしょうか。記事によると、農村振興庁の関係者の話として「日本の品種は『味が良い』という漠然とした消費者の認識があり、主に首都圏や中部地域で栽培されている」とし「しかし、日本の品種は病害虫に弱く頻繁に倒れ、韓国の稲より品種、米の品質も劣る」と主張しています。


韓国では過去にアキバレと国産という『알찬미』という品種の食べ比べによる評価をしたところ、알찬미が最も美味しいと評価したのは45人アキバレを最も美味しいと評価したのは2人だけだったとのこと。

農業振興庁としてはまずはコシヒカリとひとめぼれを100%置き換えるとし、アキバレについては段階的に置き換えていく予定とのこと。ちなみに日本の米より美味しいと評価されたのは農業振興庁が開発したという『해들』『알찬미』という2つの品種とのこと。


またRecord Chinaが報じた2017年7月週刊朝鮮の「韓国のご飯が日本のものよりおいしくないのには理由があった」という記事によると、韓国では米の銘柄は約1500あるものの銘柄と品質の関連は薄く、銘柄から生産地や品種を細かく知ることができないとしています。
また農地では日本と同じように同じ地域で複数の品種が栽培されているものの、刈り取り後に地域ごとの米穀総合処理場に納品するときに品種ごとに管理するという習慣がそもそも無く、ごちゃまぜ状態で製品として出荷されているとのこと。2016年時点で単一品種(非ブレンド米)として流通した米はわずか26%しかなかったとしています。