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キヤノンが今年7月30日に販売を開始した新型ミラーレス一眼『EOS R5』に関して、動画撮影時の熱問題に対してハードウェアもしくはソフトウェアに潜在的な問題が発生している可能性が高いと一部で報じられています。

キヤノンが今年7月末に発表したのはEOS R5という店頭での販売価格が税込みで50万円というカメラです。EOS R5はカメラ業界が低迷するなかミラーレス一眼の開発に遅れたキヤノンが発売したプロ・ハイアマチュア向けフラグシップモデルとして非常に注目を集めています。

一方、R5の出荷台数は非常に少ないとアナウンスされているなか入手できた人からはカメラにある問題が発生している可能性が高いと指摘が寄せられています。

問題を大きく取り上げているのはEOS HDというカメラ専門サイトです。
今回の記事については紹介さきが英文でありカメラには詳しくないため、情報の信頼性について最終的な確認は参考先から確かめていただくようお願いいたします


EOS HDはEOS R5にどのような問題が発生してると指摘してるのか。簡単に要約すると『世界初8Kを撮影できるミラーレス一眼』と謳い販売されたものの、実は8Kなど高画質で録画するとボディー内に熱問題が生じ長く録画できないという欠点です。
これまでも4Kで録画できるカメラで長時間撮影できないという『熱問題』は他社でも確認されていたもののEOS R5は若干異なっており、発熱による動画の録画時間は内蔵された温度計(ハードウェア)により左右されているのではなく、タイマー(ソフトウェア)のようなものが組み込まれ録画時間を左右している可能性が高いという指摘です。

▼冷蔵庫で試験されるEOS R5
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Photo:EOS HD

この問題を証明するためEOS HDではカメラを冷蔵庫に入れられ冷たい状態で録画時間がどう変化するのか実験が行われている他、中国で行われた分解レポートではボディー内の内蔵電池を取り外したところ録画可能な時間もリセットされたという興味深い内容も公開されています。

結論としてEOS HDの筆者は『EOS R5のオーバーヒートは温度計ではなく、タイマーで制御されている』と断言しています。

Canon EOS R5 overheated taking stills in my fridge! After just 60 JPEGs! (4 °C ambient) - EOSHD.com - Filmmaking Gear and Camera Reviews

Removing internal battery resets EOS R5 overheat timer - Are Canon's pants now completely down? - EOSHD.com - Filmmaking Gear and Camera Reviews

今回の消費者側の検証が正しいのかまたはフェイクなのかは判断はできません。ただ、ツイッターやYoutubeなどを見る限り、日本国内でも本体はそれほど熱くないにも関わらず8K動画の録画時間が短いと指摘が寄せられていることは事実です。


ホームページやツイッターを見る限り現時点でキヤノン側は公式な回答はしていないようです。その上であえてキヤノン側に立って反論すると「録画時間制限を設けているのは内部のCPUやセンサー、その他の精密機器が熱により別の問題が発生するためであり、これまでも4K動画撮影では熱問題が多々指摘されている状況であるため録画制限は予想できた範囲内だ」というものです。また「録画時間はハードウェア(温度計)に頼るだけではなく、熱による故障や停止という問題からソフトウェアで総合的に制御してもよい」と判断できるかと思います。

今回の問題については一部の消費者の間で特に不信感が大きくなりつつあるという印象があります。キヤノンではEOS R5における発熱問題に対して公式の発表をしているものの(ページ下部)、ソフトウェアでの制限については触れられておらず、なぜハードウェアは高温を示していないにも関わらず熱で停止状態が続くのかという不信感が大きくなっているようです。
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