
オーストラリア空軍で運用を予定している新たなタイプの無人機ロイヤルウィングマンこと『ATS』に関して、先日地上で何らかの試験が行われている様子が初めて確認されたと報じられています。
海外の軍事系ニュースサイトによるとオーストラリアの軍事専門誌が報じた内容として、今月18日クイーンズランド州にある空軍基地でボーイングが開発しオーストラリア空軍が運用を目指すロイヤルウィングマン無人航空機こと『Airpower Teaming System、ATS』がタキシング試験の準備のため地上試験が実施されている様子がリークされたと報じています。
Boeing’s Prototype of Loyal Wingman Drone For Australia Spotted During Ground Testing at an Airfield in Queensland – The Aviationist
ATSを開発したボーイングによると3機製造していると発表しているものの、具体的にどこに配備されたのかなどは一切情報がなく、ATS自体もボーイングが公開した写真以外は公開されたものはありませんでした。つまり今回撮影された写真は外部の人間が初めて目撃したATSということになります。
専門誌によると、ATSはオーストラリアでボーイングが拠点としているブリスベンの南西40kmにあるオーストラリア空軍最大の基地で試験されている可能性が高いとしています。
ATSについては今年5月のボーイングの公式発表として「今年後半にも地上試験を実施する」と予定を発表していたほか、オーストラリア空軍長官も近々地上試験を含めた初飛行を実施するという趣旨の内容を発表してました。
ATS、正しくはBoeing Airpower Teaming Systemについては現時点で詳しい性能等はほとんど明らかになっていません。スペックとしては全長が11.7mで航続距離は3,700km以上という点です。機体形状はステルス機となっており、他の軍用無人機と大きく異なるのはATSは人の手による操縦や制御を必要としない点です。つまり、完全自律機として運用を行う次世代の無人機ということになります。
▼ATSを従えるF-15

ATSは『戦闘機』という表記があるものの電子戦、諜報、偵察、監視ができるとしており、有人機が複数の異なるATSを従え、監視・偵察から電子戦、有人機は最終的な攻撃を担当するなど新しい運用方法がとられる可能性も考えられます。
Boeing’s Prototype of Loyal Wingman Drone For Australia Spotted During Ground Testing at an Airfield in Queensland – The Aviationist
ATSを開発したボーイングによると3機製造していると発表しているものの、具体的にどこに配備されたのかなどは一切情報がなく、ATS自体もボーイングが公開した写真以外は公開されたものはありませんでした。つまり今回撮影された写真は外部の人間が初めて目撃したATSということになります。
Here are the long lens photos of Boeing's autonomous Loyal Wingman aircraft, spotted out in the open for the first time. Full story - https://t.co/L9Ut8aVUax pic.twitter.com/fj8QDsA25C
— Aus Defence Magazine (@austdefence) August 17, 2020
専門誌によると、ATSはオーストラリアでボーイングが拠点としているブリスベンの南西40kmにあるオーストラリア空軍最大の基地で試験されている可能性が高いとしています。
ATSについては今年5月のボーイングの公式発表として「今年後半にも地上試験を実施する」と予定を発表していたほか、オーストラリア空軍長官も近々地上試験を含めた初飛行を実施するという趣旨の内容を発表してました。
ATS、正しくはBoeing Airpower Teaming Systemについては現時点で詳しい性能等はほとんど明らかになっていません。スペックとしては全長が11.7mで航続距離は3,700km以上という点です。機体形状はステルス機となっており、他の軍用無人機と大きく異なるのはATSは人の手による操縦や制御を必要としない点です。つまり、完全自律機として運用を行う次世代の無人機ということになります。
▼ATSを従えるF-15

ATSは『戦闘機』という表記があるものの電子戦、諜報、偵察、監視ができるとしており、有人機が複数の異なるATSを従え、監視・偵察から電子戦、有人機は最終的な攻撃を担当するなど新しい運用方法がとられる可能性も考えられます。