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最近、イヤホンをつけ音楽を聴きながら運動されている方をよく見かけますが、なぜ邪魔になりそうなものを付けているのか。音楽を聴きながらの運動は有効だという研究論文を紹介していきます。

健康の維持など様々な理由で運動を始められた方、またこれから運動を始めてみようと考えている方も多いと思います。一方で長続きするのか等いろいろ不安があるのですが、今回は運動中を少しでも楽にするためにおすすめな、『ハイテンポの音楽を効くと辛さを感じにくくする』という研究を紹介します。

テンポの早い音楽を聞きながら運動すると「運動が楽に感じる」ことが判明 - GIGAZINE

この研究はクロアチア、イタリアの複数大学が共同で行った研究で平均年齢26.4歳の女性19人を被験者に90bpm~110bpmのローテンポの曲、130bpm~150bpmのミドルテンポの曲、170bpm~190bpmのハイテンポの曲をそれぞれ聴いてもらい、その時の脈拍数、運動後の評価(楽だったか、辛かったか)をそれぞれ調査しました。


結果、特にハイテンポの音楽を聴きながら運動した場合、脈拍数は増加し運動後の評価も良かったことが分かったとのこと。また脈拍数の増加については、より高いほうが体力の増強に役立つため体には良いと説明されています。また音楽の効果については、大きな力を一度に加えるような筋力を使う運動よりもウォーキングのほうが影響は大きく出ていたとのこと。

記事によると同様の研究は他にもあるといい、ここでもハイテンポの音楽を聴いたほうがより辛い運動も長く続けられる傾向があることが分かったとしています。

運動中に音楽を聴くという行為については、特に自転車などでは法律に抵触する可能性が高く注意が必要です。もちろん、ウォーキングであってもイヤホンの種類によっては周囲の音を拾えなくなる場合もあるので周囲の音も聞こえるような音量にするなど対応は必要です。