韓国メディアニュース1によるとこの発言が出たのは8月27日、大統領府で開かれた懇談会の場だったといい、「医療界のストライキが国民に不安と苦痛を与えている」と主張したうえで、「世界は新型コロナウイルスの防疫と表現する」「第2次世界大戦後、最大の危機であり最も大きな被害を与えている」とこのウイルスの脅威について持論を述べました。

문대통령, 의료계 집단행동에 "군인이 전시에 전장 이탈하는 격"

そして、「戦時状況になれば休暇を取ったり外出したりしていた軍人は軍隊に戻り銃を握るだろ」「今、新型コロナウイルスの危機的状況で医療関係者たちが医療現場を離れることは、戦時状況で逆に軍人が戦場を離れるのと同じことだ」と痛烈に批判しました。
加えて「例えるなら史上最大の火災発生した消防士が炎上現場でストライキをすることと同じだ」とも続けていたとのこと。


これに対して韓国内では「医者を軍人に例えるのは不適切だ」「ストを行った原因は政府の政策にある」「医師たちは国から給料をもらっているわけではない。例えがおかしい」などと批判が殺到していたとのこと。(参考)

今回どういう理由でストライキを実施しているのかについては新型コロナウイルスの対応の限界というよりも韓国政府が発表した医師増員計画など医療政策が主だと説明しています。政府との話し合いは過去に行われているものの要望が通らなかったらしく現在も続けられています。