image_123

床に落ちた物を食べるときに「3秒以内だったら大丈夫」という所謂3秒ルールというものが存在します。これは要は口に入れても安全なものと判断する一つの判断基準となるのですが、そもそも科学的に時間という概念はそもそも正しいのでしょうか。

米ラトガーズ大学の食品科学者ドナルド・シャフナー氏らが、2016年に学術誌「Applied and Environmental Microbiology」に発表した論文によれば、食べ物が細菌だらけの地面に置かれている時間が長いほど、多くの細菌が付着することは間違いなかった。しかし、地面に落ちてすぐの時点で、食べ物にはすでに大量の細菌が付着したという。したがって、3秒であれ5秒であれ、ルールとしては誤りであることを示唆している。

NATIONAL GEOGRAPHIC
日本で言う3秒ルールはアメリカでは5秒ルールとして存在しており、海外でも同様のものが存在するそうです。一方、NATIONAL GEOGRAPHICによると、科学的に床にものが落ちた場合、3秒ならOKで5秒ならアウトというその時間に明確な差は無いといい、基本的に床に食べ物た落ちた時点で細菌が付着すると紹介しています。


具体的に落とした食べ物に含まれる水分量で細菌の付着量が左右されていたといい、例えばスイカであればグミや乾燥したパンよりも多く細菌が付着していたとのこと。
また床の素材を変えたところタイルやステンレスより、絨毯のほうが付着量が少なくなりました。これには理由があり、実験では絨毯の場合に細菌を含む液体が繊維により吸収されしまい、結果的に食品への付着量自体が少なくなったためだと説明されています。

これは2500回の実験から得られた結果でありほぼ正しいと考えられるのですが、研究者によると、一般的な生活環境では、落とした場所で食べるか食べないかを考えた方がいいと説明しています。つまり、屋外や公衆トイレなど明らかに汚染されたような環境でなければ落としたものを拾って食べたとしても99%安全だと主張しています。

記載はされていないもののテーブルなどに落とした場合も同様であり、自宅のテーブルと不特定多数の人が利用するレストランのテーブルは当然リスクも異なってくるということになると考えられます。
このエントリーをはてなブックマークに追加