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地球温暖化や環境保全などの理由から国内外では植物を育てることができるマンションや自然を優先した設計の施設が建設されています。一方、事あるごとに欧米のマネをすることが多い中国では2018年に植物を取り込んだマンションを建設したものの、結果として失敗に終わったと報じられています。

New York Postなど海外メディアによると、中国四川省成都市に2018年に入居が始まったという『VERTICAL FOREST』などと呼ばれていたマンション群について、全826室あるうち現在は経った10家族しか現在入居しておらず事実上の廃墟状態になっていると報じています。

Mosquitoes overrun Chinese complex turned into 'vertical forest'

記事によると、不動産業者の話として今年4月までに826室は全て売却されていると説明してるものの、実際に入居しているのは10家族のみとのこと。公開されている写真を見ても少なくとも植物の手入れされが全くされていないことが確認できます。ただ、よく見ると窓が空いているなど入居しているのが10家族のみというのは若干違和感のある表現です。


こちらの映像は2020年9月14日公開されたもので確かに管理されておらず伸び切った状態になっています。

一方で中国共産党の機関紙『人民日報』YouTubeチャンネルでは当該マンション群を撮影した映像が投稿されているのですが、映像では人々が生活する様子も映し出されており木々も管理されている様子が確認できます。こちらの映像は2020年5月に撮影されたものです。
 

ちなみに人々が去ったと主張する欧米メディアによると、そのようになった理由として植物を設置したことが理由で蚊が大量に発生したことが原因だと説明しています。

当該マンションの形状を見てもバルコニーが大きくせり出しており、植物をテーマに設計された構造であることは間違いありません。欧米でも同様のテーマのマンションは普通に運用されているとのことですが、例えば部屋から人が去った場合その植物はどうなるのか。次の人が入るまでの植物の管理なども行わなければならず、この手のマンションは結果的に人が介入しないと自然を保つことができないため、害虫や動物が住み着くなど周辺に悪影響を与えることも考えられます。
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