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先日、韓国の監視船から飛び降り自ら北朝鮮に越北しようとして北朝鮮で殺害されたという事件に関して、遺族側は越北するような状態ではなかったと話しているのですが、なぜ政府側との主張と異なっているのか、今回はどのような理由から越北を試みたと判断したのか韓国政府側の説明を紹介します。

今月21日、韓国で違法操業などを取り締まる海洋水産部所属の漁業指導船から47歳のAさんが飛び降り北朝鮮に越北を試みたという事件が報じられました。結果的に北朝鮮側の水域に侵入することができたものの陸地に辿り着く前に発見され射殺されたと見られています。

정보당국 "월북 시도 확실…북측 통신·대화 감청 확보" | 연합뉴스

この情報は韓国軍らが掴み事件発生から1日後に伝えられたのですが、一方で遺族やAさんらの仲間も越北する兆候はこれまで無かったと反発しています。

この事件について韓国側は北朝鮮の動向を発表しています。ではその情報の根拠はいったい何が元になっているのか。これについて今月25日、韓国当局は北朝鮮側の通信信号を傍受するなどして北側の会話内容や北朝鮮軍の行動状況などを相当部分把握したことが分かったと報じられています。

これは情報当局関係者に対しての取材で明らかになったものらしく、あくまで非公式の発表として「Aさんが越北をしようとしていたことは確かである」とし「複数の諜報を総合的に見ると、Aさんが北側に行ったのは越北目的が確実であることが現在までの判断だ」と説明しています。また、「越北を試みたものの北側に襲撃されたことと、遺体が毀損されたことは把握された情報だ」と説明しています。

Aさんの遺体は現在も発見されていないのですが船内から消えたこと、船から飛び降りたと考えられるところに靴が残されていたこと、そして北朝鮮側の通信内容などを総合的に判断して越北を試みたという状況が高いと判断されているとのことです。



またAさんについては仲間らに借金があり、離婚していたなどそのような行動に出てもおかしくない状況があったとされ、これらの内容を鑑みても越北しようとしていたのは間違いないと考えられます。
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