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海外メディアによると、今月テキサス州内に供給されている水道水から脳を食うアメーバとして知られるフォーラーネグレリアが検出され、実際に供給されていた都市では非常事態宣言が出されたと報じられています。

海外の複数メディアによるとフォーラーネグレリアが検出されたのはテキサス州ブラゾリア郡レイクジャクソン市で、当局の発表によると市内で採取された水道水のサンプル11のうち3つからフォーラーネグレリアが確認されたとしており、市内の住民に対して水道水を摂取しないよう呼びかけられているとのことです。

수돗물서 `뇌 먹는 아메바` 검출…텍사스 도시에 재난 선포 - 매일경제

具体的には、現地時間9月26日に今回の事態を受けて州政府レベルに緊急対応を要請したと報じられており、声明として「汚染された飲料水により生命、健康、財産に重大な脅威を与える」とし住民2万7000人に対して水道水そのものを使用することを禁止する指示を出しているとのこと。

そもそもなぜ事態が発覚したのか。記事によると、今月に入ってからレイクジャクソン市に住んでいた6歳の少年がフォーラーネグレリアに感染し死亡するという事故が報告されたことです。当局は感染元を調査したところ結果的に水道水にフォーラーネグレリアが含まれていることが発覚しました。


本来フォーラーネグレリアが人体に感染することは非常にまれですが、一度感染し発症した場合は高い致死率となっており1962年から2018年にアメリカで報告された感染例145例のうち生存できたのはわずか4人となっています。

フォーラーネグレリアは一般的に淡水の湖や川に生息しているものの、これ以外にも温泉やプールに生息していることが確認されています。特にプールでは塩素消毒が不十分な場合で見つかる場合があり、過去にも水道水から発見された例もあります。
汚染された水に触れただけで感染するようなものではなく、汚染された水を鼻から吸い込んだことで細胞経由で脳に微生物が入り込み原発性アメーバ性髄膜脳炎を発症します。結果的に脳細胞を溶かす酵素やタンパク質を出しながら繁殖し脳組織を破壊。一般的に症状を見せ始めてから5日程度で死亡しています。

フォーラーネグレリアは温水を好み2002年に日本の国立感染症研究所が銭湯や温泉を対象に210カ所を調査した結果、約9%の施設からフォーラーネグレリアを検出したと報告しています。日本では1996年11月に女性が感染した例が報告されています。
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