R9X_1

砲弾を除き一般的に爆薬が仕込まれている各種ミサイル。しかし、中には風変わりなものが運用されているものがあります。今回紹介する『忍者爆弾』もその一つ。ブレードを展開してターゲットを無力化するというものになっているのですが、非常に特殊なミサイルが今月使用されたと報じられています。

イギリスのガーディアンは9月26日、アメリカ軍はシリアでミサイルに特殊なブレードを搭載したミサイルを無人機に搭載する形で運用していると報じています。このミサイルは非常に特殊なもので、過去に数回しか使用例がないとされているのですが、報道によると、アルカイダおよびシリアの敵対勢力を殺害するため頻繁に使用しており、今月も使用されたことがあると報告しています。

英媒:美军在叙利亚越来越多使用“忍者炸弹”进行暗杀

忍者爆弾ことR9Xは一般的にヘリコプターや無人機で運用される対戦車ミサイル『ヘルファイア』の派生型の一つです。通常ヘルファイアには、戦車の装甲撃ち抜くため特殊な爆発物が搭載されているのですが、忍者爆弾には爆発物の代わりに6枚のブレードを搭載。
通常の対戦車ミサイルのようにターゲットを追尾しながら距離を縮め、直撃する瞬間にブレードを展開し相手を殺傷します。つまり命中したときに『ありがちな』爆発が発生しない兵器となっています。

▼忍者爆弾ことR9X
R9Xヘルファイア _2

忍者爆弾はこのような特殊な兵器となっているのですが、開発された理由としては通常弾頭を搭載したヘルファイアは命中時の爆発により爆風やミサイルの破片でターゲットの周辺にも致命的な損害が発生します。このような周辺への被害は特にマスコミが多々報じる「民間人への被害」を減らすためオバマ政権時に考案されたといわれています。

一方で、ターゲットを切り裂くだけというミサイルが形を残したまま殺害することができることにもなり、相手にとっては心理的な影響を与えることも予想され、そのような効果も合わせて狙っているのではないかと考えられています。

被害の状況からR9Xがテロリストに使用されたのはこれまで3回確認されているだけですが、今回の報道からは実はそうではないということが明らかになりました。
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