image_37

韓国人の公務員が貧しい北朝鮮に越北し射殺されたという謎が多い事件。先日、遺族側が記者会見を開き「政府側が一方的に越北したと決めつけている」「政府と北朝鮮が作り上げた事件だ」と話したと報じてます。

9月29日午後、ソウル市で国内外の記者を集め記者会見を開いたのは9月22日に越北し後に射殺された人物の遺族です。メディアの前に姿を表したのは越北したというAさんの実の兄です。

[현장영상] 北 피격 공무원 유가족 “정부가 일방적으로 월북 단정”
北 피격 공무원 형 “해경 수사는 허구…월북프레임 씌워”

兄によると「韓国政府が国内の領海で起きたことを隠して一切真実を伝えていない」とし「敵対国である北朝鮮の通信傍受内容だけを信じ、巨大な犯罪に追い込んでいる」と主張しました。兄は韓国政府が発表してる「自主越北」と主張していることについて国際協力で通じて真相究明を求めました。

韓国政府は弟が自主越北を決めた主な根拠としていることについて「弟の借金と家庭事情(参考)について話しているが、だったら韓国の庶民は全員越北するのか?」と批判。「事件前の2日前に弟と話したが越北の話しや、困っているという話しは出なかった」「弟は公務員の仕事を誇りに思っていた」とし、お金の問題についても「弟は8年間勤めた国家公務員だ」と安定した立場にいる人間だと説明しました。


また兄によると「失踪から30時間海を漂流したと韓国政府と軍が発表しているものの、この間何もせず結局北朝鮮内に入った」「射殺されるまで時間があり韓国軍も傍受していたもののこの6時間全く手段を講じなかった」と述べています。

その上で「国は弟を生かすことは考えなかった。殺すつもりで越北に追い込むために作戦を立てていた」と主張。「これは事件・事故ではない」「韓国の歴史上類を見ない、政府と軍・警察、そして北朝鮮の軍人が合同で作り上げた作品だと思うしかない」と強く抗議しました。


記載されている内容は以上なのですが、今回の事件について兄は事件発生後に取材に応じるているのですが、当初から相当な不満や疑問を抱いているという印象を受けます。例えば、今回の事件について弟が死亡したという連絡は遺族にすら伝えられていませんでした。当然、弟が越北前にどのような状況だったのかは遺族にすら聞き取り調査も行われていないと考えられます。

そして、金正恩委員長が異例とも言える謝罪を更に事件発生から間もなく行ったという不自然さです。これには何らかの意図があることに間違いないは無いのですが、一方で韓国政府が伝えている内容や事件後の対応も違和感があるものとなっており、遺族側としてはこれらを総合的に判断した上で今回発言したと考えられます。
このエントリーをはてなブックマークに追加