image_27

先月末に公務員の韓国人が何らかの理由で北朝鮮に渡り「射殺され、遺体を焼かれた」と韓国政府が発表している問題で、これまで主張していたこの『遺体が焼かれた』という情報について直接的な証拠は何も無かったことがことが明らかになりました。(写真は参考資料)

韓国メディア『ハンギョレ新聞』によると、40代の公務員が監視船から脱出し海をわたり北朝鮮に越北。結果的に射殺され遺体を焼いたと説明していた韓国政府について、先月24日に開かれた国会国防委員会の報告内容として、韓国の与野党で状況の解釈が異なったものがでていると報じています。

남 “주검 불태워” 북 “유실”…남북 엇갈린 발표에 여야 딴소리 : 국방·북한 : 정치 : 뉴스 : 한겨레

記事によると、YTNのラジオ番組で離した韓国の最大野党『国民の力』の国会議員の話しとして、射殺された遺体については「可燃物をかけて焼いた」ことを国防部が確認したといい、国防部はこの遺体損壊はそのまま判断したのではなく、正確に聞いたことに基づいていたと話しました。
一方で共に民主党の国防委員によると「浮遊物を焼け」「遺体を焼け」という正確な言葉自体は無かったと説明しており、国防部が発表している「遺体が焼かれた」という情報は様々な諜報情報を総合した上で「浮遊物と遺体を焼いたと推定する」と報告していたと説明しています。


ただ、記事を読む限りでは「何らかのものを焼け」という指示は傍受していたらしいという趣旨の記載がされているのですが、韓国側はこの時いったい何を焼いたのかはまでは具体的な情報は得ておらず、あくまで断片的なものだったとのこと。また『(可燃物を)体に撒け』という表現自体は24日の国防委員会の報告では無かったとしています。

つまり、韓国政府及び国防部は北朝鮮の今回の対応について射殺した挙げ句、遺体を焼いて損壊したと説明しており、「蛮行だ」などと主張しているものの、韓国政府としては決定的となる証拠は実は無いということが明らかになりました。

また、韓国の国防部は国防委員会で「(遺体を)40分間焼いた」と報告しています。これ自体は偵察機や艦艇、陸地の監視カメラなど、赤外線を探知したものと考えらるものの、記事によると成人男性の遺体を40分で全て焼くことができるのかという疑問があるとしています。さらに北朝鮮は10発あまりの銃弾で浮遊物に捕まった男性を射殺したとしているものの、銃弾の衝撃で浮遊物の上に乗り続けているのも考え難い指摘があるとのこと。

このような話しが国会議員の間でも既にでていることについて、先月末に開かれた定例記者会見でマスコミからは「越北の意志があったのか、遺体を損壊したという軍のこれまでの判断に変化はないのか」と質問があったのですが、「私達は他に申し上げることはない」と回答を避けており北側が遺体を燃やしたという主張についても変化はなかったとのことです。


具体的な記載内容は以上なのですが今回の事件に言えることとしては、韓国側は今回の事件を予想以上に把握しきれていないことでず。韓国側は「射殺した」と説明しているものの『射殺』『銃撃』といった言葉は北朝鮮から発しられていないこと、そして「遺体を焼いた」ということについても決定的な証拠は無いことが明らかになりました。
韓国側が発表している内容については何一つ情報が開示がされていないことを考えると、政府が主張していた内容を証明できる、つまり開示できるほどのものを情報はほとんど持ち合わせていない可能性が濃厚になってきました。

*抄訳したものを掲載しています
このエントリーをはてなブックマークに追加