KF-X

韓国が海外の技術を取り入れつつインドネシアと共同で開発を進めているKF-Xについて、今月30日まで戦闘機の名前(愛称)を募集していると報じられています。

F-22はラプター、F-15はイーグルなど主に軍用機には名前が付けられている場合があります。この名前(愛称)については今回のように公募される場合もあるのですが、それほど多いものではありません。

뉴스핌 - 공군, 한국형 전투기 명칭 공모…10월 30일까지 응모 가능

さて、今回韓国空軍が発表したのは見出しても紹介したように現在開発が進められいるKF-X(将来的にF-◯◯)という表記に続き「ラプター」や「イーグル」といった名前についてです。記事によると、韓国空軍によると韓国の国民であれば誰でも応募することができるといい、ポスターに付けられているQRコードに記載されているアドレスから応募することができるとのこと。

応募にあたっては、名前や読みやすさ、どのような理由なのかを求められるらしく、これは決定にいたる審査で使用するとのこと。また受賞者については空軍参謀長賞と模型の授与が行われるとしています。


▼製造中の試作1号機


KF-Xは4.5世代戦闘機という現在のジェット戦闘機とF-22やF-35といった第5世代戦闘機(ステルス機)の中間にあたる技術で開発されてるものです。2015年以降、約8兆8304億ウォン(約8800億円)かけ開発中の事業で、現在国内で運用しているF-4やF-5といった旧タイプを交換する予定です。

現在の開発計画としては、2021年に試作機を開発し2020年に初飛行を行います。その後5年かけ各種試験を続け量産を開始する予定です。

ちなみにどのような名前が付けられるのかは不明なのですが、韓国ではT-50という2005年に運用が初めったジェット訓練機があるのですが、こちらの機体にはゴールデンイーグル(イヌワシ)の愛称がつけられています。このことから鳥など飛行できる動物の名前(神話を含む)が付けられることはほぼ確実と考えられます。