現在有人宇宙船を打ち上げることができる国はアメリカとロシア、そして中国です。その中国では2021年より地球低軌道に『天宮』という宇宙ステーションの建設を目指しているのですが、この運用に向けて新たに18人の宇宙飛行士が選定されたと報じらえています。
中国有人宇宙局(CMSA)は今月1日、有人宇宙プロジェクトの予備宇宙飛行士を選定する3回目の選考として18人を新たに選定したと発表しました。この18人には7人のパイロット、7人の宇宙飛行エンジニア、4人のペイロードスペシャリストで構成されており、うち1人は中国としては初め女性宇宙飛行士が含まれるとしています。この選定は2018年5月より始まり2500人がエントリーしていました。
我国载人航天工程第三批预备航天员 选拔工作顺利完成_中国载人航天官方网站
発表によると、この18人は中国が2021年にコアモジュールを打ち上げ2022年にも完成を目指す宇宙ステーション『天宮』に対するミッションのニーズを満たすため選定したとのこと。パイロットは中国軍の現役軍人で空軍パイロットから選ばれ、航空宇宙飛行エンジニアは航空宇宙工学や分野に従事する技術者がえらばれ、ペイロードスペシャリストは加えて宇宙科学や応用分野の研究者から選定されたとしています。
選考は1次、2次、最終選考の3つの課程で行われたといい、18人は宇宙飛行に向けた肉体的な訓練を実施し宇宙ステーション運用に備えるとしています。
▼宇宙ステーション『天宮』。手前から無人補給船 天舟、コアモジュール天和、球体の結合モジュールを挟み左右に実験モジュール、その先には有人宇宙船 神舟が接続された様子
天宮宇宙ステーションは当初2019年にも打ち上げられるとしていたものの現在は延期され2021年を予定しています。構造としては大きく3つ別れており、最初にコアモジュール『天和』を打ち上げ続いて結合モジュールを通じて実験モジュールとなる「实验舱I(問天)」「实验舱II(巡天)」を左右に繋げ、T字のような宇宙ステーションが完成します。
▼実物大コアモジュール
公開されているスペックによると天宮宇宙ステーションは3人が長期間宇宙に滞在できる性能があり、設計寿命は10年です。今回採用された人数が18人でその内訳から3人乗りの宇宙船を使用するということからもから見ても、国際宇宙ステーションのように誰かが滞在し続けるようなものになるのかは不明で、有人打ち上げの間隔もかなり長くなるのではないかと考えられます。
我国载人航天工程第三批预备航天员 选拔工作顺利完成_中国载人航天官方网站
発表によると、この18人は中国が2021年にコアモジュールを打ち上げ2022年にも完成を目指す宇宙ステーション『天宮』に対するミッションのニーズを満たすため選定したとのこと。パイロットは中国軍の現役軍人で空軍パイロットから選ばれ、航空宇宙飛行エンジニアは航空宇宙工学や分野に従事する技術者がえらばれ、ペイロードスペシャリストは加えて宇宙科学や応用分野の研究者から選定されたとしています。
選考は1次、2次、最終選考の3つの課程で行われたといい、18人は宇宙飛行に向けた肉体的な訓練を実施し宇宙ステーション運用に備えるとしています。
▼宇宙ステーション『天宮』。手前から無人補給船 天舟、コアモジュール天和、球体の結合モジュールを挟み左右に実験モジュール、その先には有人宇宙船 神舟が接続された様子
天宮宇宙ステーションは当初2019年にも打ち上げられるとしていたものの現在は延期され2021年を予定しています。構造としては大きく3つ別れており、最初にコアモジュール『天和』を打ち上げ続いて結合モジュールを通じて実験モジュールとなる「实验舱I(問天)」「实验舱II(巡天)」を左右に繋げ、T字のような宇宙ステーションが完成します。
▼実物大コアモジュール
公開されているスペックによると天宮宇宙ステーションは3人が長期間宇宙に滞在できる性能があり、設計寿命は10年です。今回採用された人数が18人でその内訳から3人乗りの宇宙船を使用するということからもから見ても、国際宇宙ステーションのように誰かが滞在し続けるようなものになるのかは不明で、有人打ち上げの間隔もかなり長くなるのではないかと考えられます。