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民間企業による民間人の宇宙旅行。特にアメリカではいくつかの企業が計画しているのですが、ヴァージン・ギャラクティックは来年上旬にも世界で初めて民間宇宙旅行を実施すると発表しました。

イギリスの億万長者、リチャードブランソン会長率いるヴァージン・ギャラクティックは自社のブログで今年の秋に最初の宇宙テストを実施する予定で、この計画に向けて開発を行っているという趣旨の内容を掲載しました。

ヴァージン・ギャラクティックによると民間宇宙旅行に向けて宇宙飛行テストを今後2回実施すると説明しており、最初のテストでは2名のパイロットと副パイロットによる宇宙飛行テストを実施します。続く2回目のテストでは加えて4人のミッション専門家が機内に搭乗すると話しています。そして来年の第1四半期にも民間人を搭乗させた初の宇宙旅行を実施する予定です。


ヴァージン・ギャラクティックはこれまでもスペースシップ2という弾道飛行を行う宇宙船で同社の主張するところの宇宙に達しています(但し高度80~90km程度)。一方で今回『最初の宇宙テストを実施する』という表現については、民間宇宙旅行で実際に飛行する内容と同じ飛行を行うというもので、民間人を乗せる前の最終テストに位置づけられるものになります。

ヴァージン・ギャラクティックは一人あたり25万ドルで宇宙旅行を販売しており、現時点で600人あまりが予約しているとのことです。

▼2018年に実施された飛行


▼ヴァージン・ギャラクティックによる弾道飛行による宇宙旅行(旧資料)
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ヴァージン・ギャラクティックによる宇宙旅行はこちらの図のように地球を周回するものではなく、母機から切り離されたエンジン付きの小型宇宙船を急上昇させ高度90kmに到達。数分間の無重力を体験し地球に帰還するというものです。

これは弾道宇宙飛行や弾道飛行とも言われているもので、地球軌道を周回するというものではありません。そのためコストも僅か2600万円で、ソユーズ宇宙船のような国際宇宙ステーションへ人員を打ち上げる一人あたり80~90億円と比較すると極めて安価になっています。



ヴァージン・ギャラクティックによる民間宇宙旅行は過去に死亡事故もあったことで延期に延期を重ねていたのですが、ようやく来年に実施という実現可能な段階にまで進めることができました。ただ、残り2回のテストを完全に成功させる必要があり最終的な日程については延期される可能性もゼロではないものの年単位になるようなものでは無いと考えられます。
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