GBU-53B ストームブレイカー

戦闘機から戦車、そして艦艇まで様々なターゲットに攻撃可能な戦闘攻撃機。この種の戦闘機は『マルチロールファイター』などとも言われているのですが、このような機体で運用可能な次世代小直径爆弾が一年ほど遅れて今月実戦配備されたと報じられています。

Small Diameter Bomnb、小直径爆弾と呼ばれている兵器は通常の250ポンド、500ポンドなど大型爆弾ではなく一般的なミサイルサイズの非常に小さい爆弾です。従って、爆弾を翼の下に搭載する場合、通常の爆弾であれば1発しか搭載できないものの、小直径爆弾であれば4発ほど搭載することができ一回の出撃で多くの地上目標を破壊することができます。

現在運用されているのはGBU-39というものなのですが、この後継モデルとして開発されたのが軍需大手レイセオン製の『GBU-53/B ストームブレイカー』です。

因技术问题拖延一年后 美空军正式部署小直径炸弹

▼1つのハードポイントに4発のストームブレーカーを搭載したF-15E
GBU-53B ストームブレイカー_1


現在のテロとの戦いではこの手の小型の爆弾でも非常に有効な攻撃手段になり開発が急がれているのですが、なぜ1年遅れの配備となったのでしょうか。記事によると、レイセオン製の『GBU-53/B ストームブレイカー』に関して爆弾のフィンを固定するクリップなどの技術的な問題により生産が停止されていたといいます。

記事によるとストームブレイカーの試験中にクリップが振動による影響を受けていることが明らかになり、このような状態で爆弾を展開するとフィンそのものが損傷し爆弾そのものの性能に影響を与える可能性があったとのこと。

また問題はそれだけではなくこのストームブレイカーはF-22や、F-35でも運用可能で、この手のステルス戦闘機は爆弾倉という機体内部に爆弾やミサイルを収める構造になっているため機体にダメージを与える可能性があり危険だと判断されたとのこと。

▼F-35に収められた4発のストームブレーカー
GBU-53B ストームブレイカー_2

レイセオンは2019年7月にストームブレイカーの生産を停止しました。現在既に生産された598発について問題箇所を改修し、2020年の現在不具合を修正されたモデルの生産が開始されたとのことです。

米軍によると現在の予定ではストームブレイカーはF-15/Eで最初に運用され、今年後半にはF/A-18E/Fスーパーホーネット、そしてF-35シリーズでの運用が始まると説明しています。
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