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歳をとると体のあちこちに病がでて必然と病院に行くことも多くなりますが、皆さんはひと月、一年に何回病院に行っているでしょうか。先日、お隣の国韓国では1年間に3062回も通院し診療を受けたという謎の人物がいることがわかったと報じられています。

2020年10月20日、朝鮮日報は国会保健福祉委員会に属する共に民主党の国会議員が健保公団から提出された『2019年 多頻度外来利用状況』によると、21歳のAさんがなんと1年間に3062回も医療機関で診察を受けていたことが明らかになったと報じています。

1년간 3000번 병원 들락거린 20대 남성...건보 재정 3200만원 들어 - 조선일보

この3062回を単純に計算すると1日あたりの通院回数は8.4回になります。活動時間を仮に朝6時から夕方6時の12時間とし、さらに病院の営業時間そして休みの日などを考えるとこの人は1時間あたり1回以上のペース病院に行っている可能性があります。さらに診察を受けるまでの時間、診察時間、支払いまでの時間を考えると起きている時間のほぼ全てを病院に使っていることはほぼ間違いありません。

記事によると、韓国で最も医療機関を受信していることが分かったAさんは18の医療機関を受診していたとのことで、具体的にどのような医療機関なのかどのような病気を患っていたのかなどは個人情報もあるのか一切示されていません。

また記事によると3062回分における国民健康保険公団が納付した金額、本人負担以外の金額になると思うのですが総額は3243万ウォンで日本円では約300万円になりました。ちなみに本人が納付した保険料は151万ウォン、約14万円だったとのこと。


実は他にも過剰診療を繰り返している人が確認されており、上位10人の平均外来診療回数は2041回でした。これら10人については20代が5人、40代が2人、30代が1人など特に若い層に集中していたといいます。そして共通していることとしてほとんどが医院診療(日本でいうところの『かかりつけ医』など中小規模の病院やクリニック)だといい、3062回の診察を受けた人物も3008回がこのような病院だったとのこと。

また韓国では2015~2019年間における入院していない外来受診のみという形で1年間に70回診察を受けた患者が100万人に達していたことが明らかになりました。全体でみると韓国国民における外来患者のわずか2%にすぎないものの、支払われた保険料は全体の10%を占め5年間で11兆ウォン(1兆円)が消費されていたことが分かったとしています。

記載内容は以上ですが、具体的にどのような病気を理由に繰り返して診察を受けているのかその理由などは一切記載されておらず、年間に1000回を軽く超える通院を行っている人たちについても例えば違法性の有無などの指摘は記載されていません。記事からは『繰り返される外来診療患者と健康保険の維持を考える』という課題を解決する目的の話し合いが行われているだけという印象を受けます。
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