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数年に1回ほど報じられるのは、死亡が確認されたにも関わらず安置所などで蘇る例です。これに関して先日アメリカで死亡確認後に蘇った人が2ヶ月後に本当に死亡してしまったと報じられています。

アメリカの複数メディアによると、ミシガン州デトロイトのサウスフィールドで、暮らしていたティメーシャ・ボーシャンプさんという20歳の女性についてです。この女性は2020年8月末に呼吸困難を訴え救急車が呼ばれました。この時、救急隊が到着時点で心肺停止状態になっていたのかは不明なのですが、その後30分にわたり蘇生措置が行われたもの反応が見られず、リモートという形で医師から死亡が確認されていたといいます。

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その後、この女性は遺体袋に収められ葬儀場に安置されました。続いて防腐措置を行うため葬儀場の従業員が袋を開けたところ、なんと女性が目を開き更に脈もあり呼吸をしているのを確認。直ちに病院に搬送され集中治療室で治療を施されました。ボーシャンプさんは元々脳性麻痺を患っており、他の病気もあったことから健康的にも非常に危険な状態だったと記載されています。

なぜ女性が蘇ったのか、死亡確認までの判断に問題があったのかは記載はありません。その後、蘇った8月末から病院で治療を受けていたものの、結果的に2020年11月18日に息を引き取り2回目となる死亡宣告を受けました。この間、前回の死亡確認から意識が戻ることはなかったとのこと。

記事によると、この問題に関して遺族らは1回目の死亡判定を出した時に「救急隊の誤った判断により脳への酸素供給が行われなかったことで脳にダメージを与えたことが結果的に死亡原因になった」と訴え、サウスフィールド市および4人の救急隊に対して5000万ドル(約54億円)の訴訟を起こしているとのことです。

蘇る死者

冒頭紹介したように死亡が確認されたにもかかわらず結果的に生きていたことが分かった例はこれまでも複数確認されています。
例として2011年8月に南アフリカ共和国で、家族の80代の男性が倒れ呼吸などをしておらず死亡したと思い込み葬儀屋を呼んだものの、搬送された遺体安置所で叫び声を上げているのを発見。武装した警察官も呼ばれたものの結果的に搬送された男性が生きていたことが分かっています。こちらの例は正しく死亡と判断されなかったことが理由と考えられます。

一方で2012年6月、ブラジルでは2歳のKelvin君が肺炎で原因で治療を受けていたものの医師らにより死亡が確認されました。その後、葬儀場に送られ葬式の準備が進められていたものの、式の開始1時間前に起き上がり「パパ、水を飲んでもいい?」と話しかけたといいます。この様子は当時会場にいた多くの人が目撃しています。しかし、再び倒れ死亡が確認されています。

このように心肺停止後、蘇生措置が中止された後に自ら復活するという例が医学的にも確認されています。これは『ラザロ現象』とよばれており、具体的には心肺蘇生停止後再び自己心拍再開する確率は1,000件あたり5.95回あることが分かっています。論文で確認された5人については蘇生停止措置から自己心拍再開までの時間は3~8分でした。蘇生した5人のうち3人は現場で再び死亡し、2人は搬送先の病院で死亡しています。こちらは一時間半から26時間と開きがあります。
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