韓国 幼虫水道水_1

韓国の複数メディアによると、最南の島である済州島で今月から水道水から正体不明の幼虫が出てくるという被害が相次いで報告されていると報じています。韓国本土では今年7月以降、相次いで同様被害が報告されていたばかりでした。

韓国の公共放送KBSによると2020年10月19~20日に、済州島西帰浦市に暮らす住民から相次いで「水道水から幼虫ができた」という届け出であり上下水道本部が現場を確認した結果、フィルターを用いて幼虫を発見しました。最初の通報から現在まで同様の届け出が30件以上寄せられており、正確な原因究明のために環境省と合同調査することになったと報じられてます。

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記事によると、街に水道水を供給しているのは島の南西に位置する西帰浦市の江汀浄水場で今月21日の時点で環境部が行った現場調査で施設内部で幼虫を発見していました。現在、この施設で混入したと考えられる幼虫が水道管を水と一緒に家庭まで移動したと考えられています。

韓国 幼虫水道水_2

韓国では今年7月に本土で同様の被害が出ており全国の水道施設で実態調査を行っていたものの当該施設では問題は報告されていなかったとのこと。


環境部によると顕微鏡で観察したところ今年7月に見つかっていたようにユスリカ類の幼虫に見えるものの最終的は判断はDNA分析を行い数週間後に結果がでると話しています。また調査団はこれとは別に浄水場の濾過課程に問題がないか調査を進めています。

通常、浄水場から各家庭に供給される水は4回の浄化課程を経なければなりません。しかし、済州島の上水道本部によると薬品を用いて不純物を取り除く課程を行っていなかったことが度々あったことを認めたとのこと。済州島上下水道本部の課長によると、水源が非常にきれいなため不純物を取り除く課程を行いわないことが度々あったと話しています。



なぜ本土で水道水の信頼性に傷がつくような事件があり全国で再検査が行われたにもかからずマニュアル通りに濾過・浄化を実施しようとしなかったのか。現在、島全域で住民からの不安の声が大きくなっており、ミネラルウォターの供給が始まっているとのことです。