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今年1月、中国武漢中央病院で新型コロナウイルスに感染した2人の医師が相次いで肌が黒く変色するという症状がでていたことについて、現在この医師はどうなったのか続報が報じられていたので紹介します。

グローバルタイムズによると、中国湖北省武漢中央病院の心臓外科の医師と泌尿器科の医師の2人の人物に関して、新型コロナウイルスに感染し全身が黒く変色してしまった様子は世界中のメディアで報じられていたのですが、その後肌の色を取り戻したという内容が報じられています。

"코로나로 얼굴 검게 변했던 中 의사, 피부색 등 완치 '기적'"- 헤럴드경제

記事によると肌が黒くなった心臓外科の医師は中国で有名な呼吸器専門医から治療を受けていたといい、退院するにあたって感謝の花束を渡しながらマスクを外し自分が完全に回復したことを内外に発表していたとのこと。治癒した医師は「新型コロナウイルスから生き残ったのは奇跡です。私の人生、一日一日を大切にしたい」と話しています。

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なぜ2人の医師が肌が黒くなってしまったのか、記事では「感染したことで肝機能に異常が生じたためだ」としています。ただ、同じ時期に同じく2人の医師が同様に肌が黒くなったというのは確率的にもおかしいのですが、これについて当初報じられていたのはポリミキシンB(Poly-Rx)という抗生物質を投与した結果として腎臓などの臓器に副作用が発生し色素沈着現象が発生したと中国メディアが報じていました。

この医師については1月以降に人工心肺装置であるECMOが装着され闘病生活を続けていました。ただ、同じく肌が黒くなったもう一人の泌尿器科の医師については感染後4ヶ月間闘病したものの6月2日に死亡していたと発表されています。