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今後オーストラリア空軍での運用を目指し開発が続けられているボーイング製のロイヤルウィングマン無人航空機に関して、始めてのタキシングテストを実施したと発表しました。

ボーイングオーストラリアのプレスリリースによると、今月22日オーストラリア空軍で開発中のロイヤルウィングマン無人航空機が、初めて自力での移動に成功、今年初飛行が予定されている機体にとって重要なマイルストーンです発表しました。



記事によると、今回の試験では最高で26km/hまで加速したといい、この間左右の動きや停止など地上における移動に問題がないか各種試験が実施されました。この操作ははいずれも人による遠隔操作で行われたとしています。

オーストラリアボーイングの飛行試験マネージャーは「低速タクシーと操作、ブレーキ、エンジン制御など航空機システムの機能と統合を検証することができました」と説明しています。



ロイヤルウィングマンは「エアパワー・チーミング・システム(ATS)」という開発計画の元、現在3つの試作機が開発されておりエンジンの地上試験は今年9月から実施されていました。今後の予定としては完全な無人による地上移動や更に高速で滑走するなど初飛行に向けて試験が続けられることが予想されます。

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機体については『機首』の部分をそっくり取り替えることができ、顧客が求める機能を搭載することができる特徴があります。具体的には電子戦、諜報、偵察、監視がそれぞれ行えとされ従来の無人機のように人の手を介さない人工知能(AI)を搭載しているほか、有人機と一緒に行動することができるなどこれまでにない機体に仕上がっています。

機体は全長38.5フィート(11.7m)。航続距離は3,700km以上で空対空ミサイルや航空爆弾を搭載可能とは記載されておらず無人戦闘機や無人戦闘攻撃機として利用されるのかは不明です。

アメリカ本土ではクラトス社が同様の機体を開発しておりXQ-58A ヴァルキュリーという機体が存在しており、こちらは2019年3月に初飛行が実施されています。
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