重力マイクロレンズ現象 自由浮遊惑星

どの惑星も、どの恒星にも公転していないただ宇宙空間を漂うだけの惑星『自由浮遊惑星』というカテゴリがります。これに関して最近、地球から火星サイズと推定される歴代最小となる自由浮遊惑星を発見したと報じられています。

ワルシャワ大学の天文学者を中心とした国際共同研究チームは先月29日、天の川銀河系内を漂う地球の質量の0.3倍程度と推定される自由浮遊惑星を発見したと発表しました。発見された惑星は現在までに発見された自由浮遊惑星のなかでは最小の質量をもつと考えられており論文は米国天文学会が発行する「天体物理学ジャーナルレター」(Astrophysical Journal Letters)に掲載されています。

一般的に自由浮遊惑星は地球のように恒星に照らされておらず、一般的に金星などを観測するように光学望遠鏡で発見することはほぼ不可能です。そのため、木星よりも大きな天体であれば熱を発生させている場合があるため赤外線を検出する形で発見しています。

一方、今回発見に至った手法としては『重力マイクロレンズ現象』を用いたとしています。これは目に見えないものの質量がある暗黒物質を研究する際によく使われる重力レンズと同じもので、大質量の天体を観測した場合に天体の周辺では空間の歪みが生じ光が集まったり伸びたりするように観測される方法を用いました。

▼自由浮遊惑星が恒星を横切った(食)で観測された重力マイクロレンズ現象
重力マイクロレンズ現象
論文によると、研究チームは発見した自由浮遊惑星は地球から見て背後にある恒星を横切った時に重力マイクロレンズ現象を観測できたといい、新しい自由浮遊惑星の候補を発見したと発表しています。重力マイクロレンズ現象を観測できた時間は42分間で長い時間と感じるものの同様の重力レンズの観測時間としては最短だったとしています。これにより質量などもある程度予想することができるといい「地球より少ないか火星程度の天体ではないか」と説明しています。


どの惑星系にも属さない自由浮遊惑星に関しては重力マイクロレンズ現象を用いた観測は今回が初めてではないらしく、特に太陽系外惑星の観測では2004年から行われており発見された太陽系外惑星は100個を超えていると説明されています。

Source:http://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/967946.html?_fr=mt2
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