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相次で弾道ミサイルや放射砲の発射、そして核実験を繰り返している北朝鮮。この国に関して先日行われた労働党大会で金正恩委員長は「原子力潜水艦の設計は最終検討段階に入った」などと発言していたことが明らかになりました。(写真はフランス軍の原子力潜水艦)

今月9日、北朝鮮で開かれた朝鮮労働党大会で金正恩委員長は原子力潜水艦の設計は最終検討段階に入ったなどとディーゼルではなく原子力推進を搭載した潜水艦の開発計画を策定している内容を発表しました。
北朝鮮によると合わせて、アメリカ本土を射程圏にする大陸間弾道ミサイルの命中率を高くすること、防空網を突破することができる極超音速兵器の開発も示唆したとのこと。

朝鮮中央通信によると「長距離核打撃能力を向上するうえで重要な意義を持つ原子力潜水艦と水中発射核戦略兵器(潜水艦発射弾道ミサイル)を保有する課題が想定された」と9日に報じており、続いて、具体的に「中型潜水艦の武装近代化の目標基準を正確に設定し改造・試験し、海軍における水中作戦能力を大幅に向上することを確認する」「新しい原子力潜水艦の設計研究は終わっており最終審査段階にある」と説明しています。

北朝鮮における原子力潜水艦の開発に関してはかなり昔から行われているという記事がありジャーナリスト・コリア・レポート編集長の辺真一氏の2019年4月の記事では韓国の朝鮮日報が報じた内容として2009年に原子力潜水艦の部品を台湾から輸入していたという内容を紹介しています。

何れにしても北朝鮮が原子力潜水艦を作れたとしても敵に見つからないため吸音材やスクリューなど潜水艦発射弾道ミサイル以外も高度な技術が必要であり、前例がない北朝鮮の造船技術水準を考えても日米の中国やロシアを想定した対潜哨戒網から隠れることができるとは到底考えられず、本当に使えるモノになるのかは不明です。

また党大会では大陸間弾道ミサイルは射程を15,000kmとしその命中率を上げること、また一つの弾道ミサイルに複数の核弾頭を搭載できる多弾頭技術をさらに完成に進行しているとし、現在北朝鮮における多弾頭技術は途上にあると考えられます。

参考
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