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新型コロナウイルスの流行を機に様々な商品が開発され販売されています。中には全く効果無かったり、濃度薄くし水のようなものを販売するなど悪質な例もあるのですが、お隣、韓国では鼻に入れて使う既存のいびき防止のグッズが新型コロナや電磁波も防ぐなどと意味不明な商品を販売し当局から排除されたと報じられています。

韓国メディアYTNによると、国家行政機関である食品医薬品安全処は鼻の穴にシリコンで出来たクリップ状の製品に関して、新型コロナウイルスや粉塵を防ぐなどと明らかな嘘を並べて販売していたとして販売店を刑事告発したと報じています。

記事によるとこの製品は鼻フックなどという名前で、牛の鼻につけるような器具で日本ではいびき防止グッズとして売られているようなものです。当然医療機器でもなくタダの工業製品に過ぎません。

しかし、韓国ではこの製品を鼻の穴に入れて医学的効果を得ることができると宣伝。着用するだけで浄化された空気を吸い込むことができ、新型コロナウイルスをはじめとするウイルスはもちろん、微細粉塵電磁波まで防ぐなど表記していました。

そしてこの製品はメキシコ、中国、米国など海外はもちろん、韓国の警察と軍部隊にも導入されたなどと主張。日本では100円ショップ売っていそうなものが韓国では現在の特別割引で5万ウォン(約4700円)で販売しているとのこと。

鼻フックの販売業者代表は「韓国にはウイルスが20種余りあって、全世界にはウイルスが200種余りを越えている。そしてずっと変異している。 この商品はどんなウイルスでも全て撲滅します。 現代医学ではこれを知っている人がいません。 研究した人もいないので認証機関もない」などと意味不明なことを主張しているとのこと。

一方当局は科学的な根拠がないとし、該当業者を医療機器法違反疑惑で警察に告発したとのこと。当然医療機器として謳っている以上はその効果を示す試験や資料を提出する義務があり、認可を受けなければならないのもののこれを行っていないとしています。

韓国ではこれまでマスクにはることでウイルスを遮断するウイルスパッチなどという意味不明な商品を販売し同じく排除されたケース、二酸化塩素を首からぶら下げウイルスに効くなどと謳った商品が販売されこちらも排除されました。