KOI-5-1

地球から1810光年先にあるKOI-5という3つの恒星がある惑星系に何らかの巨大な天体が公転している可能性示す研究結果が報告されました。この天体は当初発見されていたものの検出が難しくはっきりとしたことはわかっていませんでした。

カリフォルニア工科大学のDavid Ciardi氏が行った調査として、既に運用が終了したアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「ケプラー」がこれまで集めた膨大な観測データを元に、ケック天文台による観測を行った結果、地球からみてはくちょう座の方角にある3重連星の1つの恒星に巨大なガス惑星が公転している可能性が高いことがわかったとしています。

記事によると発見されたのは、KOI-5という星景で、ここにはKOI-5AとKOI-5Bという恒星(つまり太陽のような天体)が互いの重量で引き合いながら公転しています。そしてこの2つの恒星の重力にKOI-5Cというこちらも恒星が約400年周期で公転していることがわかっています。

▼発見されたKOI-5Ab(水色)
KOI-5

今回発見された惑星はKOI-5Aを公転している第1惑星で、『KOI-5Ab』と名付けられました。KOI-5Abは直径が土星の5倍ほどのガス惑星と考えられているおり、恒星のかなり近いところを公転しているため高温に熱せられている可能性があります。

またKOI-5Abの特長として、KOI-5Abの公転軌道が他の恒星とは異なり50度ほど傾いた状態で公転していることがわかったといい、この軌道面のズレは恒星であるKOI-5Bの重力が強く反映されたものと考えられています。

現在、具体的な天体のスペックは直径以外よくわかっておらず、珍しい3重連星の内側を公転する天体に注目が集まっています。
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